
こんにちは、ドイツ留学中のライターAnです!
せっかくヨーロッパに留学したなら、大陸続きやEUのメリットを生かして、ヨーロッパの色々なところに旅行してみたいですよね。
そこで今回は、ヨーロッパ内を旅行するための交通手段についてお伝えします。
ヨーロッパに留学するメリット:たくさん旅行ができる!
「学生のうちにたくさん旅行がしたい!」とヨーロッパを留学地に選ぶ人も少なくないはず。
ヨーロッパの多くの国は陸続きなので、様々な交通手段を利用することが出来ますし、隣接する諸国ならではのお得な割引があったり、国境越えが簡単だったりと、旅行するには最適な環境です。
西欧、中欧、北欧、東欧、と地方によって雰囲気が大きく異なるのも、ヨーロッパの魅力ですよね。
4つの交通手段がある
そこで、旅行をする時にまず考えるのが、「どの交通手段で旅行に行くか?」ということ。
ヨーロッパ内の旅行においては、大きく分けて4つの交通手段が考えられます。
- 飛行機(Lufthansa、Airfranceなどの一般航空会社)
- LCC(Ryanair、easyJetなどの格安航空会社)
- 鉄道
- バス
それぞれの交通手段には、メリットとデメリットがあり、値段や時間が手段によって大きく異なります。
さらに、例えばパリにはLCCが就航していないなど、目的地によっては使えない交通手段もあります。
そこで今回は、「ドイツ・フランクフルト〜イタリア・ミラノ」「ドイツ・フランクフルト〜フランス・パリ」の路線を例に、値段と時間、快適さを比較してみたいと思います。
いずれも、フランクフルトからの距離は600km程度です。
4つの交通手段徹底比較!(例:フランクフルト〜ミラノorパリ)
飛行機(Lufthansa、Airfranceなどの一般航空会社)

<フランクフルト〜ミラノの場合>
・価格 往復100〜200ユーロ
・時間 片道約80分
・快適さ ★★★★☆
日本からヨーロッパに行く際は、往復で10万円~15万円かかる航空券ですが、ヨーロッパ内の移動であればおよそ1.2万円〜2.5万円程度で往復することができます。
もちろん、
ほかの交通手段に比べてあっという間に着きますし、一般航空会社であれば内部も快適。
ヨーロッパ間の短い移動であっても、一度は機内食が出てくる場合がほとんど(サンドイッチとビールだけなど、軽食の場合も多いです)。
もちろん、各国の主要空港につくので、その後の移動もスムーズ。
お金に余裕があり、時間を無駄にしたくない方や、快適さを求める方には飛行機がオススメです。
【予約方法】
SkyScanner(
https://www.skyscanner.jp/)などのHPから希望するフライトを探し、予約サイトにて確定をします。
航空券によってキャンセルが可能なもの、キャンセルできないものなど色々あるので、しっかりチェックしてから予約するようにしましょう。
LCC(Ryanair、easyJetなどの格安航空会社)

<フランクフルト〜ミラノの場合>
・値段 往復20〜80ユーロ
・時間 片道約80分
・快適さ ★★★☆☆
日本にもJETSTAR、PEACHといったLCC路線があるように、ヨーロッパ内にもLCC路線が存在します。
Low Cost Careerの名前の通り、
驚くべきはその圧倒的な安さ!フランクフルトからミラノの往復が、最安で20ユーロからできちゃいます。
この安さならではの懸念点は、大きく分けて二つ。
ひとつは、
超過料金が異常に高いことです。
荷物の重量制限を越えると1kgあたり20ユーロの超過料金が取られたり、フライトの変更のための電話にもお金がかかったり…と、予想外のコストがかかることがあります。
利用の際にはしっかり注意事項を読み、追加料金がかからないようにしましょう。
もうひとつは、
街の中心地から大変離れた空港に着陸することが多いということです。
フランクフルトであれば、LCCが止まるのはフランクフルト国際空港ではなく、フランクフルト・ハーン空港という山奥の空港…。
フランクフルト空港からはなんと車で1時間もかかるのです(バスなども出ています)!他の国でも同様のケースが多発。
思ったよりも時間とお金が取られた!という場合も多いようです。
事前に、どこの空港に到着するか確認しておきましょう。
ただ、それでもやはり、往復20ユーロは魅力的だと思います。
【予約方法】
Skyscannerなどの検索サイトでも見つけることができますし、Ryanair(
https://www.ryanair.com/gb/en/)やeasyJet(
http://www.easyjet.com/)のサイトから直接フライトを探すことも可能です。
鉄道

<フランクフルト〜パリの場合>
・値段 往復80〜200ユーロ
・時間 片道約4時間
・快適さ ★★★★★
ヨーロッパといえば陸続きで、鉄道が大変発達していることで有名です。ライターAnの一番のおすすめは、やはり鉄道!
フランクフルトからパリまでの往復であれば、一番安くて往復80ユーロほどで旅行することが出来ます。
車内は座席が広々としており、
空調も効いていて快適。
駅で買ったご飯を中で食べている人もたくさんいます。
もちろん、街の主要駅につくので、その後の移動も楽々です。
さらに見逃せないのが、「
ユーレイルパス」。
これは、決められた有効期間のうち、決められた期間・区間に限り、鉄道に乗り放題となるチケットです。
例えば、「ドイツ・オーストリア・チェコ・ハンガリー」の4カ国を、8日間で回りたいとします。
その場合は、ユーレイルパスの「ドイツ・オーストリア・チェコ・ハンガリー」「8日間」のものをチョイス。
すると、購入日から2ヶ月以内、8日間に限り、この4ヶ国の鉄道にいくらでも乗ることが出来ます。
8日間は連続していなくても構わないので、市内を巡るだけならその日はユーレイルパスを使わないなど、柔軟に旅行を組み立てることが出来ます。
このパターンの場合、値段は定価384ユーロですが、多くの場合280ユーロほどに割引されています。
予約が必要な電車があることもありますが、多くの場合予約なしでも電車ニ乗ることが出来ます。
1日35ユーロなら、定価で鉄道に乗るよりもずっとお得に旅行することが出来ますよね。
他にも、同様の仕組みのジャーマンレイルパスなどが販売しています。
【予約方法】
通常は、各国の鉄道サイトで予約します。
ドイツならドイツ鉄道のサイト(
https://www.bahn.de/p/view/index.shtml)から。
ユーレイルパスは、ユーレイルの公式サイト(
http://jp.eurail.com/)にて購入することが可能です。
バス

<フランクフルト〜パリの場合>
・値段 往復50〜100ユーロ
・時間 片道約10時間
・快適さ ★★☆☆☆
快適ではないものの、安く現地まで行くことができる交通手段が、バスです。
ヨーロッパ内には長距離バスが何本も走っており、会社も豊富です。そしてその多くは、往復50ユーロから100ユーロで行くことが出来ます。

日本で夜行バスというと狭くて窮屈で疲れる…というイメージですが、ヨーロッパの夜行バスは思った以上に寝心地が良く、リラックスも出来ます。
ライターAnも、Frankfurt→Berlin、Frankfurt→Münchenなどの移動で利用しました。
ヨーロッパの人の体格に合わせてバスが作られているので、日本人にとってはしっかりと足が伸ばせます(笑)
夜の時間を有効に使いたい人や、費用を抑えたい人におすすめです。
【予約方法】
Eurolines(
http://www.eurolines.com/en/)、Flixbus(
https://www.flixbus.com/)などのHPから、直接予約。アプリも使える。
4つの手段に共通して言えること
① 早く予約した方が安くチケットが買える
特に鉄道、飛行機については、なるべく早く日程や交通手段を抑えた方が、安くチケットを購入できる傾向にあります。
前日、前々日になると、「高い交通手段しか残っていない…」ということも。旅行計画は前々から立てておけば、何かとお得に行動できます。
② 行きたい都市により便利さが異なる
上の文章でも説明したように、パリにはLCCが就航していません。
このように、交通手段によっては目的地にたどり着けないことがあります。鉄道であれば大抵の都市は通っていますが、乗り換えが必要な路線も多いので要注意です。
③ 到着地点に注意する
LCCの到着空港をはじめとして、バスターミナルも中心街から少し離れたところにあることが多いです。
日本でも同様ですが、鉄道もバスも飛行機も、時間に遅れたら待ってくれません。しっかりと事前に場所を地図で確認しておきましょう。
大きな駅や空港の場合は、きちんと待合室やカフェなどがあることが多いので、早めについておくのが良いでしょう。
④ 国境を越えるときは必ずパスポートを持参
留学生活に慣れてくると、少しの移動であればパスポートを家に置いてしまうこと、ありますよね(私だけでしょうか?笑)。
しかし、国境越えをするときはしばしばパスポートチェックが行われます。
シェンゲン協定内の国境を越えるときはパスポートチェックが行われないこともありますが、持っておかないと最悪入国拒否ということも。
外国人にはパスポート携帯義務があるので、しっかりと持参しましょう。
今回は、留学中のヨーロッパを旅行する上での交通機関と、そのメリット・デメリットについて紹介しました!せっかくの機会を生かして、たくさん旅行してしまいましょう。
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