フランスのエリート学校、グランゼコールに入るには?

フランス 優秀な教授と学生に囲まれて、専門知識をみっちり学べるフランスのエリート学校グランゼコール。フランス中、世界中から集まるエリート学生たちはどのように選抜されているのでしょうか。その選抜方法と日本人が入学する方法、学費などの実情をまとめました!

フランス版エリート予備校“Classe préparatoire (準備学級)”

現地の学生にとって最も一般的な入学ルートは、高校卒業後2年の準備学級を経て入試を突破する方法。第一ステップは「バカロレア」という高校の最終学年で受ける試験で高得点を取ること。このバカロレアは高校の修了証書のようなもので、フランスの大学に入学するために必須の資格です。この資格は高校卒業者の多くがもっており、取得自体は比較的簡単ですが、グランゼコールに行くためには高得点を取り準備学級(Classe préparatoire aux grandes écoles)への入学条件を満たす必要があります。この時点ですでに日本の大学受験のような厳しい戦いで、2007年にはバカロレア受験者のうち準備学級への入学を許可されたのはたった7.5%。1クラス40人の定員あたり約1500人の応募があった状態です。 準備学級に入れた学生はそこから2年もしくは3年、グランゼコールの入試に備えるためみっちり勉強します。授業は週に35~45時間、さらに毎週数時間のペーパーテストと口頭試問があり、宿題も出されます。日本の予備校生と同じような生活を少なくとも2年続けることになります。 しかし、この準備学級を修了しても全員がグランゼコールに合格できるわけではありません。多くのグランゼコールの学生数は1学年100~300人程度。倍率は公表されていませんが、かなり厳しい戦いであることは明らかです。通常、準備学級は大学と協定を結んでおり、グランゼコールに入れなかった学生は一般的な大学の2年生か3年生に編入できます。

フランストップの秀才たちが苦戦する!入学試験の内容は?

グランゼコール 入学試験は二次に渡って実施され、数週間に及ぶ試験期間で、包括的な知識と専攻の分野の専門知識が試されます。一次試験では数時間の論述試験で歴史や社会学、外国語などの知識と論述力が求められます。これをパスした学生には、二次試験で口頭試験が課せられます。その内容は、例えば、与えられた問題の答えを20分間で準備し、教授に対して自分の回答をプレゼンし、質疑応答するといったもの。2,3年を勉強に費やして準備するという制度も納得できるほどの、厳しい試験ですよね。数年前にこの試験に合格した私の友達は、未だにこの試験に落ちてしまった夢をみるそうです。グランゼコールはそれほどのプレッシャーとストレスに耐えて努力した学生のみが入れる特権的な学校なのです。

フランス国外から入学する方法、入学条件

グランゼコールに入学する方法は準備学級からの入学以外にも複数あり、日本人を含めた海外の学生にも入学の道は開かれています!入学条件は各グランゼコールによって異なりますが、ここではHEC経営大学院というビジネス系のグランゼコールについて海外から応募する方法を紹介します。 HEC経営大学院で海外学生が入学する方法で最も一般的なのは”direct admission”(直接入学)。すでに学部や院の学位を取得し、職務経験が2年以内の人が対象です。この場合、まずはGREかGMATと、英語圏の学校を卒業していない場合は英語の試験を受験します。一時の書類審査でこれらの試験の受験結果、CV(海外版履歴書)、志望動機(motivation letter)、推薦状2通、学位または院の成績表に加えて7つの問題に対する自分の回答(各1段落)が見られます。書類審査通過者は45分程度のインタビュー(現地またはスカイプで)を受験し、通過者が合格となります。インタビューでは志望動機や将来の目標が聞かれることが多いようです。こちらも狭き門ではありますが、準備学級よりも合格率は高いようで、このルートから入学するためにフランス出身なのにわざわざ海外の大学に進学する学生もいるようです。

学費は専門分野によってまちまち

費用 グランゼコールはビジネスやエンジニア、芸術など分野ごとに分かれており、学費も分野ごとに異なります。 ビジネス系は比較的学費が高く、例えばHEC経営大学院の場合、2年間のプログラムでEU外の学生は€37,800(約510万円)となっています。政治系のグランゼコールScience Po は年間€10,1250~ €14,100程度。理工系のÉcole polytechniqueは年間€12,000 程度です。 グランゼコールの実情について、少し理解が深まったでしょうか。なかなか複雑で情報が入りにくいグランゼコールですが、入試の方法からも選び抜かれた優秀な学生が揃っていることが分かりますよね。日本人にとっても狭き門ではありますが、専門分野のプロフェッショナルとなって世界で活躍したい!という方はぜひ挑戦してみて。 【出典】 留学エージェントに資料請求

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