で、結局留学って就活にどう活きるの?

shutterstock_370947476 留学ボイス特派員のAnです。 先日就職活動を終えました。数多く面接を受け、自分なりに納得のいく企業に内定することが出来ました。 「留学は就活に有利」とはよく聞く言葉です。 しかし実際、

留学経験は就職活動にどう活きてくるのでしょうか?

今回は、ライターAnが周囲の留学経験者や自分の体験から学んだ「留学を就活に活かす方法」についてお伝えします。  

留学した「だけ」では、就活が有利にはならない

shutterstock_330079409 ライターAnの周りには、留学をした人がとにかくたくさんいます。 1年間の交換留学、数ヶ月の海外インターン、1ヶ月の短期語学留学、はたまた高校時代の長期留学に至るまで。 しかし、その誰もが、望んだ就職先から内定をもらえたかと言えば、実はそうとも言えません。 外資系企業や総合商社などでは特に留学経験者や帰国子女が多く、面接官側も留学のエピソードには飽きています。 留学をしたという事実だけでは、他の人と差別化することが出来なくなってきているのです。 留学をした事実を、就活でアピールするにはどうしたら良いのでしょうか。  

留学の就活への活かし方①志望動機につなげる

shutterstock_197620115 就活において聞かれることは、大きく分けて「会社の志望動機」と「学生時代頑張ったこと」の二つ。 どこの企業でも必ずこの二つは聞かれます。 留学体験を、この二つにつなげるというのが、基本の考え方です。   留学を通して、「海外で働きたい」「留学先の国と日本をつなぎたい」「日本のプレゼンスを向上させたい」「途上国を支援したい」「もっと多くの人と交流したい」など、様々なことを感じたはず。 そこで「留学をきっかけに、将来このようなことをしたいと思った→御社で働くことでそれを実現したい」というつなげ方が出来ます。   例えば、グローバルに展開している日系車メーカーの志望動機なら、   留学を通して、日本のメーカーは外資メーカーに比べて負けていると感じた ↓ 日本のグローバルブランドをもっと増やし、日本のプレゼンスを高めていきたいと考える ↓ 現在グローバルブランドとして日本をリードしている御社で働くことで、この夢を実現したい   などと考えることが出来ます(これはあくまで一例です)。   他にも友人では、「ブラジルに留学し、日本とブラジルの架け橋となりたいと思った→御社でブラジルの事業への投資を行い、日本とブラジルの相互発展に努めたい」といって金融機関に内定を得た人もいます。   自分のしたいことと、企業の行っていることが重なっている時には、非常に説得力のある志望動機が生まれます。 特に、帰国子女や留学生が多い総合商社・海運・グローバルメーカーなどでは、留学の体験が志望動機としてそのまま生きてくると思います。  

留学の就活への活かし方②学生時代頑張ったこととして話す

shutterstock_362483129-2 就活の質問の「学生時代頑張ったこと」として、留学のことは大いに話すことが出来ます。   ただしこの場合、「留学の準備としてTOEFLの勉強を頑張った」「留学先で試験を乗り越えるために朝から晩までひたすら勉強した」というエピソードは実はあまり受けが良くありません。 多くの企業において、仕事は一人でするものではないため、まわりと関わった経験が見えてこない体験は評価されにくいのです。   例えば、留学中に、「留学生同士や現地の人と一緒に、何か一つのことを成し遂げた」経験はないでしょうか。 例えば私の友人は、留学先の大学でサッカーチームを作り、キャプテンを務めてチームを優勝に導いたエピソードを話していました。日本でも同様の体験はできますが、言語の壁や文化の違いなど、留学先ではより多くのハードルを越える必要があるため、経験として評価されやすいのです。   サッカーチームを作ったり共同でプロジェクトを行ったり…といった大きな体験でなくても、授業でグループワークをした、寮のパーティーを開催した、といったエピソードでも、十分留学中の経験として話すことが出来ます。  

留学の就活への活かし方③自分の性格を表すエピソードとする

shutterstock_310963829 最後に、「留学に行ったこと」自体を、自分の性格を表すエピソードとする方法です。   例えば私の場合は、「好奇心が強く、いろいろなことに挑戦してみたいタイプ」であると自分のことをアピールしていました。 その説明の一助として、就活が終わった後にドイツに半年間留学をするという話をし、大学4年になっても新しいことにチャレンジしてみたいと考える性格だと話していました。   他にも、「人と話すことが好きな社交的な性格」ということを表すのに、知らない人と話す機会が多くある留学の話をするのはとても効果的です。   注意点としては、この話は「留学をしたこと自体」をアピールポイントとしているので、あまり押し出しすぎると他の人と差別化することが出来ないことです。 あくまで、学生生活の一部であり、このような体験も自分を作ってきたんです、という風に簡単に話すことが効果的です。  

まとめ

shutterstock_274356641 留学生活を通していろいろなことに興味が生まれたり、自分のやりたいことが定まったりする人も多いと思います。 せっかくの留学体験を、思う存分就職活動でアピールして、自分の夢に近づいていってくださいね。
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