海外留学中に気をつけたいSubstance

アメリカの大学・大学院に留学する際、入学手続きでSubstance-Freeなんて言葉を聞いたことはありませんか。Substanceは薬物や煙草、アルコールなどのことを指し、Substance-Freeとは薬物・煙草・アルコールなどの無い環境のことを言います。アメリカでは大学によってはSubstance-Freeの施設や寮があります。(キャンパスとしては禁煙が多いです。)Substance-Freeが存在する背景と留学中に気をつけたいことについて書いて行きます。 us-mm_substance-free01

Substance-Freeの存在する背景

Substance-FreeのSubstanceは、薬物・煙草・アルコールなどいわゆる健康に害があると見なされているもののことを指しています。日本では煙草に関しては値上がりや健康への影響を懸念して禁煙の風潮がありますが、それでも煙草もお酒も個人の好みで嗜む人が多くいるといます。アメリカでは州によりますが、煙草は18歳から、お酒は21歳から、ということが多いです。アメリカでは、社会的に煙草もお酒も日本よりも厳しいです。その一方、違法薬物に関しては日本よりも、緩いというか蔓延しています。 us-mm_substance-free02

アメリカの薬物事情

アメリカの大学や高校では学生が違法薬物に手を出している光景が頻繁にみられます。実際にはもっと幼いころから薬物の危険性は日常のすぐそこから潜んで日本では、未成年でも飲酒したり喫煙したりってそこそこあっても、薬物までっていうのはなかなかないと思います。わたしは日本にいた頃は薬物なんて見たこともない、教科書程度の知識しか持ち合わせていませんでしたが、留学先のアメリカ人の友人はマリファナやら違法ドラッグを日常的に使っていて、ショックというよりもすごくびっくりしました。 そもそも、アメリカでは違法薬物に関しては、なくなることのない(というかなくすことが本当に難しい)ものという認識があるので、逆にソフトドラッグとハードドラッグについての教育が日本よりもしっかりとなされています。なので、みんな高校生・大学生くらいのときにソフトドラッグは試すことがあっても、ハードドラッグまで行くことはあまりないようです。日本人はドラッグっていうだけで、危険!と思いがちですが、(そしておそらくある程度の常習性や危険性はどんなに弱いものでもあるのも事実ですが)アメリカではちゃんと自分でブレーキをかけて自己管理ができるように教育されています。 us-mm_substance-free03

薬物だめ、絶対?

周りがみんなやっているからといって、むやみに興味本位で薬物に手を出すのは危険です。アメリカの学生は、自己管理ができるだけの薬物についての教育を受けてきたから自己管理ができるものの、日本人が受けてきた薬物教育というと、薬物だめ、絶対!の一点張りになりがちです。種類の違いやそれぞれの危険性を認識せずに手を出してしまえば、ソフトドラッグからハードドラッグまではすぐです。常習者になってしまう危険性もあります。ソフトドラッグのなかには、州によっては違法ではないものもありますが、ハードドラッグだとたとえ捕まらなくても立派な犯罪です。気をつけましょう。 us-mm_substance-free04

おわりに

アメリカに留学するとどうしても、日本にいるよりも違法ドラッグが身近になります。しかし、当たり前ですが友達がやっているからといって自分がやる必要はありません。他人は他人。自分は自分です。これは、ドラッグだけじゃなくて煙草やお酒に関してもそうです。お酒も煙草も薬物も、究極的には個人の勝手ですし、自己責任です。やりたいひとはやる。やらないひとはやらない。それでいいんです。でもやるひとによって、やらないひとに迷惑がかからないような配慮が必要です。Substance-Freeはやらないひとの生活を尊重する概念です。 その場の誘惑に負けずに、迷ったときにはなぜ自分が留学を決めたのかを振り返り、自分の為になる選択をして、楽しく充実した日々をお過ごしください。 > アメリカ留学のおすすめ留学エージェント
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