どうする?海外留学保険

旅行や留学などで海外滞在中に、やむを得ず病院に行くと病院代がものすごく高かったなんてよく聞いたことはありませんか。大丈夫だとは思っていても、なにがあるか分からないのが人生。海外に行く際には(特に留学に行く際には)保険に入るようにしましょう。留学保険会社AIUさんとBritish Councilに訊いちゃいました。

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留学のための保険のオプション

海外留学するときに必ずと言っていいほど求められることのひとつが保険に加入していることです。留学の際の保険の加入に関するオプションは主に3つあります。

  1. 日本で海外留学保険に加入すること。
  2. 学校が提供する保険に加入すること。(提供といっても、奨学金やFinancial Aidでカバーされない限り自己負担になります。)
  3. 現地の保険会社の留学生向け保険に加入することです。

日本人留学の中では渡航前に一つ目の日本で海外留学保険に加入することがかなりメジャーです。日本で海外留学保険に加入することのメリットは日本語でのアシスタントのサポートや医療費だけではなく盗難や火災の際の補償についてもカバーされることです。費用は他の保険に比べて高くなりがちですが、安心できるシステムになっています。

海外留学保険でメジャーなのはAIUです。AIUでは長期の滞在でも対応してもらえますし、国によってはその国専用のプランも提供されています。British Councilによると、国によって医療費のかかり方が異なってくるので、国別専用留学保険はおすすめだそうです。British Councilによると特にAIUの英国専門留学保険は英国の公的医療制度を考えて作られたものなので英国留学にはおすすめだそうです。費用も一般的なものよりも抑えられることもあるそうです。日本から海外留学保険に加入することのメリットのひとつにはメンタルヘルスに関しても日本語で対応してもらえることです。

メンタルヘルスは現地の保険でも対応してもらえることがありますが、それはもちろん現地の言葉で。メンタルヘルスでサポートが必要になった時、自分が最も慣れ親しんだ言語で相談できるのは留学生の強い味方です。留学中になんらかのメンタルヘルスサポートが必要になる留学生は多いもので、現地で生活を始めてみると意外と必要になる、なんてこともあります。

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二つ目の学校が提供する保険への加入は正規留学をする人の中ではメジャーです。日本の保険会社の海外留学保険では正規留学をする人にとって、在籍期間が十分にカバーされないことがあるからです。学校の保険に加入しない場合には他の保険に入っている証明を出すことで加入を免除されますが、それ以外の場合には自動的に保険料が請求されるので注意が必要です。

基本的には医療保険のみになるので、日本で保険に加入するよりも割安で加入することができます。学校付属の病院で診察を受ける場合は比較的安く受けられるようになります。ただし、学校によって保険でカバーされる内容が変わってくるのできちんとチェックしておく必要があります。

現地の保険会社に加入することのメリットはなんなのか。現地の保険会社の留学生保険と学校から提供される保険の内容はほとんど同じですが、料金が多少割安になることがあります。アメリカなら、留学生用保険としてメジャーなのはInternational Student Insuranceです。オンラインで契約できるので、クレジットカードがあればすぐに日本からでも契約できます。

この3つのオプションのなかからどの保険のスタイルを選ぶのか、それは自分の正確やニーズに合わせて決めるのが一番です。もしも価格第一でとにかく費用を抑えたいということであれば、学校のものと現地の保険会社の留学生用保険とを比較して安い方を選ぶことがおすすめです。海外留学が初めてで心配性、英語にも不安があるということであれば、少し値は張るかもしれませんが、日本から海外留学保険に加入するのが一番安心できます。

わたしの場合は高校も大学も学校の保険に加入しています。高校のときには全寮制だったので、学校にナースが常に駐在していて、ドクターが週1回来てくれるというようになっていました。(それ以外必要があれば、街のドクターを訪ねることも可能でした。)それで、学校の保険に加入していれば、学校内のクリニックでのドクターへの面会や薬を出してもらうのは無償だったので学校の保険に加入していました。大学では、わたしは奨学生なので学校側が保険費用を出してくれるということで、そのまま学校の保険に加入しました。

アメリカの大学ではCO-PAYというシステムになっていて、医療費の一部を自分で払って、残りを保険会社が払うというシステムになっています。受ける医療内容や加入する保険内容によりますが、わたしの今までの経験では大抵5割負担で医療を受けることができます。わたしが在学している大学では、学校内のクリニックで処方箋を出してもらうことが無料ですが、処方された薬は購入することになるのでその際に保険が適用されてきました。

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クレジットカードの海外旅行保険を賢く活用しよう!

留学するならクレジットカードを持って行くと思います。持って行くことを考えていなかった人、絶対に持って行った方が良いので作りましょう。どうしてクレジットカードを持って行くと便利なのか、理由はいろいろありますが、その一つにクレジットカードには多くの場合海外旅行保険がついているからです。

クレジットカードについている海外旅行保険は利用付帯と自動付帯があります。利用付帯というのは、そのカードを使って航空券など旅行のための費用を払った場合、その旅行でなにかあったときに、保険が適用されるというものです。自動付帯は、そのカードを使っても使わなくても自動的に保険適用が起こるというものです。おすすめはやっぱり自動付帯です。クレジットカードは二枚以上持っていれば、その両方で保険が適用になり、保険で戻ってくるお金が増えるということもあります。

注意したいのが保険の適用になる期間。ほとんどのクレジットカードについてくる海外旅行保険は最長3ヶ月。つまり3ヶ月以内の留学やインターンシップに参加する場合なら、これでも十分かもしれませんが、それよりも長期間行くのであれば、保険に入る必要があります。

参考

留学エージェントに資料請求