改札がない?!留学中もこれで安心!ドイツの公共交通機関の乗りこなし方

電車の時刻 ドイツ・フランクフルトのゲーテ大学に留学中のライターAnです。日常生活において欠かせない公共交通機関。ドイツの公共交通機関は、どのようになっているのでしょうか?

1.ドイツの交通機関

交通機関 ドイツには大きく分けて4つの公共交通機関があります。

・高速電車(IC、ICE)

都市間を結ぶ高速列車です。フランクフルトからベルリンなら5時間ほどで到着します。1等席や2等席があり、日本の新幹線のようなイメージです。

・普通電車(Uバーン・Sバーン)

市内の駅を結ぶ、普通列車および地下鉄の総称です。ほとんどの電車が各駅停車。市内の移動には、基本これらの電車を使います。

・バス

小さな停留所を走るバスです。大学のキャンパス同士を結ぶラインや、深夜バスなど様々な種類があります。

・トラム

市内を走る路面電車です。バスと同じ感覚で乗れます。

2.ドイツの交通機関の乗り方

・高速鉄道(IC,ICE)

ターミナル駅の切符売り場で購入するか、窓口で直接購入しましょう。 一部の電車では予約が必要。学生の皆さんはおそらく2等席を購入されるかと思います。切符を買ったら、2等席のうち予約の名前が入っていない席に座りましょう。

・普通電車、バス、トラム

(1)切符を購入する

ドイツの駅には改札がありません。その代わり、車内には時折検札が回っており、切符を提示するように求められます。 切符はこのような機械で購入します。ドイツ語がわからなくても、英語表記があるので簡単。 鉄道の券売機 片道切符の他にも、鉄道バストラムが1日乗り放題の1dayチケット、1週間乗り放題の1weekチケットなどが購入できます。 フランクフルト、ベルリン、ミュンヘンなどでは、エリアによって金額が違うことがあるので、確認してから購入するようにしましょう。 バスやトラムの駅には切符売り場がないこともあり、その場合は乗車した時にお金を払います。 ただ、バスは特に適当なようで、お金を払おうとすると「いいから載っちゃって」と言われる場合もあります…笑

(2)バリデーションする

購入した切符に、日時が書いていない場合は、近くの機械で「バリデーション」を行います。 バリデーションとは、切符に日時を刻印し、その場で購入したことを証明するものです。切符を買っても、バリデーションがないと、無賃乗車とみなされてしまいます。 フランクフルトやミュンヘンでは、購入した段階ですでに日時が刻印されているので、バリデーションする必要はありません(機械も近くにありません)。 ドイツの鉄道 validation ベルリンでは、すぐ近くに機械があるため、忘れずにバリデーションしましょう。

(3)乗車する

あとは乗車するだけなのですが、ドイツでは同じホームに8本の違う電車が来るなんてこともよくあります。事前に自分の乗る電車はどこの方面に向かうのか、しっかり確認しておきましょう。 電車のホーム 「DBBAHN」は、ドイツ近郊の乗り換え案内をスムーズに示してくれる便利なアプリ。必ずダウンロードしておきましょう!

3.どこまでOK!?ドイツの交通機関マナー

ドイツの交通機関

・コーヒー・軽食

ドイツの鉄道では、コーヒーを持っていたり、軽食を取っていたりする人の姿がよく見られます。サンドイッチやりんご丸かじりなど。車内にゴミ箱があることも多く、皆きちんと捨てていきます。 もちろん、ICEなどの長距離鉄道にはテーブルがついています。

・ペットの持ち込み・自転車の持ち込み

ドイツでびっくりしたのが、ペットや自転車の持ち込みがOKなこと!乗ったら目の前に大きなワンちゃんがいる、なんてことも珍しくありません。ペットや自転車の持ち込みは、無料の路線と、追加料金を払う必要のある路線があります。

・携帯電話

電車の中で通話している人はたくさんいます。イヤホン付マイクで喋り続けている人もいるので、独り言かと思ってびっくりしてしまうことも。音楽の音漏れ、子供達の騒ぎ声など、電車の中が騒がしいことはしょっちゅうあります。

・無賃乗車

先ほども言った通り、ドイツには改札がありません。しかし、検札はしっかりとまわっていますし、無賃乗車がばれると50ユーロから100ユーロの罰金が取られます。留学生活が慣れてくるにつれ、気が緩んできがちですが、しっかりとルールは守るようにしましょう。 深夜1時に検札がまわってきた時は、正直びっくりしました…。特に中央駅や空港近辺では、高い確率で検札がチェックをしています。

4.ドイツの鉄道まめ知識

ドイツの鉄道

・ドイツの鉄道は遅れるの?

およそ5分から10分ほどの遅れはよく発生します。30分を超える遅延や、ホームの突然の変更なども、珍しくありません。また、多いのが工事!!乗りたい電車やバスが突然運休になることも…。違うバスを使う、隣の駅まで歩く、など、慣れないうちはとても疲れました。

・ドイツには終電がない

ドイツに来て驚いたことの中に、「終電がない」ことが挙げられます。Uバーンであれば1時間に1本は通っていますし、深夜には夜行バスが走っています。つまり少し歩けば何時であろうと家には帰れるということです。とっても便利。

・演奏を始めるおじさんがいる

バスや電車の中で、突然歌を歌い始めたり、楽器を演奏し始めたりするおじさん(たち)がいます。彼らはチップ目当て。見ている分にはとても楽しいですが、あまり写真などを撮りすぎるとチップを要求されることも…。電車以外にも、駅などで演奏しているおじさんもたくさんいます。 ドイツの公共交通機関事情、いかがだったでしょうか。鉄道だけでなく、バスやトラムを使いこなせると、ドイツ生活はぐっと便利になります。しっかり覚えておきましょう。

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