ロケーションによって全然違う!?留学先での寮生活のタイプとは

留学先での寮生活って憧れる方多いと思います。わたし自身、留学する以前は留学と寮生活への憧れが強く、留学するならホームステイじゃなくて寮生活がいい!とよく言っていました。そして、結果的にはアメリカの山奥にある全寮制インターナショナルスクールに二年間留学しました。そしてその後、ボスニア・ヘルツェゴヴィナでのインターナショナルスクールで半年程インターンをしました。どちらにいる間も寮生活だったのですが、この二つは異なるタイプの寮制学校だったので、今回は寮制学校のタイプについて書いていこうと思います。 us-mm_dormitorylife03

ロッキー山脈の山奥あるにお城のあるキャンパスでの閉ざされた寮生活

こんな風に書くと少し恐ろしい感じがするかもしれませんが、そんなことありません。わたしの入学した全寮制インターナショナルスクールはアメリカの山奥にあります。学校は小高い丘の上にあり、周りにはいくつかの民家がある程度です。近くの街(town)からは車で30分程離れていて、都会と呼べるようなもう少し大きな街(city)からは車で2時間ほどの距離にあります。そのかわり、学校は自然豊かな広々としたキャンパスを持っています。 この学校はisolated (or closed) campus、つまり学校が街から完全に独立していて、生徒は基本的には一日を通してキャンパスから出ることのない生活を送ります。街に出るのは人によって頻度は変わりますが、大体週に1〜2度程度、学校が近くの小さな街までシャトルバスを出してくれるので、それを利用することが多いです。校舎と寮は別にありますが、どちらもキャンパスの中にあり、移動距離は徒歩数分。朝はゆっくり眠れるし、授業の合間に自分の部屋に戻ることもできます。日本でよくイメージされる全寮制学校のイメージに近いかもしれません。   shutterstock_305140991

Closed campus での寮生活の向き・不向きはある?

このタイプの寮生活は、寮の内部だけでなく他寮の生徒とも会いやすく、学校全体としてコミュニティとしての意識が高いことが多いです。けれど、その一方、閉ざされたキャンパス内という区切られた空間では、いつも誰かが近くにいるということが必然的に多くなるので、ひとりのスペースや時間が必要なひとにはストレスになってくることもあるようです。また、ある意味では一定の環境に閉じ込められているような状況にも近く、シティライフや開放的な環境を好む人にはあまり向かないかもしれません。 しかし、このタイプの学校が閉鎖的であるということはなく、確かに都会からは距離がありますが、周りを豊かな自然に囲まれていることも多いです。夕日が沈むのにあわせて、もしくは早朝に朝日が昇るのにあわせて、近くの丘の上の上までハイキングしてリフレッシュすることも出来ます。自然やアウトドアのすきな人には向いているかもしれません。わたし自身はこのclosed campusがとても好きでした。このタイプの寮制学校はどちらかと言うと田舎や地方にある全寮制学校に多いという印象です。   us-mm_dormitorylife02  

都会での街と交わる寮生活

一方、ボスニア・ヘルツェゴヴィナでわたしがインターンをしたインターナショナルスクールは街の中に位置しています。学校としてキャンパスを持たず、学校の建物が街中に点在していました。つまり、campus in the cityです。寮は3つありましたが、どれもお互いから徒歩10 〜30分程度離れた場所にありました。生徒は学校に行くのに街の中を歩きますし、もちろん行動範囲は必然的に街のなかに広がっています。多くの生徒が街のカフェで勉強し、何か必要なものがあればすぐに買いに行く事もでき、週末にはバーへと繰り出します。学校全体としてのコミュニティの意識はclosed campusをもつ寮制学校に比べると低い傾向にありますが、そのかわり寮内での結びつきは強いです。また学校内、または寮内でなにか嫌なことがあっても、街へ出て一人になることは容易く、ストレスを逃しやすい環境とも言えるかもしれません。  

日本での学生生活に似ているのはどっちの寮生活?

日本での学生生活って、公共の交通機関や自転車で、もしくは徒歩で、実家にせよ、一人暮らしにせよ、下宿にせよ、自宅から通うということが一般的だと思います。そして、どちらかというとそんな日本での学生生活に似ているのは、都会での寮生活です。都会での寮生活となると、寮といえども学校から少し離れた街中にあることもあり、休み時間に自分の部屋に戻るということはあまりありません。日本でも、授業の間に自宅に帰るということは、あんまりありませんよね。また、放課後に買い食いしたり、街をぶらついたりすることが日本では多いと思うのですが、田舎にあるclosed campusでは、そういうことはまずありません。一方、都会での寮生活では、放課後にウィンドウ・ショッピングなんてこともよくあります。  

おわりに

どちらのタイプの寮制学校もそれぞれの利点と欠点がありますし、結局は周りの人間関係や個人の好みによると思いますが、留学して寮に入る場合は、自分に合った寮生活を見つけることは留学を楽しむために大切な要素の一つかもしれません。

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