イギリス留学 住居の個人契約は大変?

シェアハウス 留学生活をおくるにあたって、どんな住環境に身を置くかはとても大切。 この記事では私の経験をもとに、イギリスにおける個人契約での住居探しについて紹介します。

はじめに

みなさんは留学中、どんな環境で、どんな人たちと暮らしたいですか? 交換留学生は大学を通じた契約で学生寮に入居するケースが多いですが、なかには入りたい大学寮の抽選に外れてしまったり、時期的な事情から認可されないこともあります。大学寮の選択肢が少ないことや家賃の高さなどから、はじめから自分で探したい!という人もいるかと思います。私は1年間の交換留学のうち、時期的な事情から後期の半年のみ、急きょ個人契約で住居探しをすることとなりました。 この記事ではそんな私の経験をもとに、イギリスにおける個人契約のメリット・デメリットや住居探しの手段についてご紹介します。

ひとり暮らし?シェア?

日本で個人契約と聞くと、マンションやアパートでの完全なひとり部屋を想像する人が多いと思います。しかしイギリスでは、個人契約であってもほとんどの学生が住居をシェアしています。シェアといっても、ベッドルームは個々に分かれているものがスタンダードです。シェアが多い理由は、大学周辺にひとり用の物件が少ない、家賃が高いことにあります。 家賃については、例えば留学先のバーミンガムの都市中心部で、新しめ・ひとり用1ルームマンションだと月630ポンド程度(1ポンド180円とすると約11万円)のものが多かったです。大学の学生寮でも月555ポンド(同じく計算して10万円弱)。個人契約のフラット/ハウスシェアはピンからキリまでありましたが、安全なエリアで条件の良い物件だと月500~550ポンドという印象でした。 私は最終的にハウスシェアをすることに決めたのですが、その理由は家賃のほかに、大学から帰ってきても英語でコミュニケーションをとれる環境がほしいというものでした。せっかくの海外生活、様々なバックグラウンドをもつ人々と関わることのできるチャンスなので、個人的にはシェア物件に住むことをおすすめします。

個人契約のメリット・デメリット

メリット1 家賃・場所・条件の選択肢が広がる

大学を通じた契約で住居を探すと、たいていの場合、選択肢は大学がもっている寮となります。私が留学していたバーミンガム大学には2万人弱の学部生が在籍しているため、学部生向けの寮が15程度ありました。ただ部屋のタイプは2つ程度しかなく、エリアも限定的でした。それに比べ、個人契約では無限の選択肢から、自分のこだわりポイント(ガスコンロ、バスタブありなど)に合わせて部屋を選ぶことができます。

メリット2 交流の幅が広がる

個人で家探しをすると、ハウスメイト/フラットメイトが現地で働いている社会人や、他大学の学生になる可能性もあります。大学の寮生活よりも、留学中のコミュニティを広げられるかもしれません。

メリット3 パーティーの騒音に悩まされる可能性が低い

学部1年生の多い学生寮では、共用部でパーティーをするフラットメイトの騒音に悩まされる友人が多くいました。個人契約では自分次第で事前に住人の情報が得られたり、夜間のパーティーを禁止する物件を探すことができるので、そういった状況を回避できるかもしれません。 契約書

デメリット1 良い物件を探すには手間と時間がかかる

異国の地で無限の選択肢のなかから候補を選び、個人的に連絡を取って契約を取り付けるということは、大変な労力を要します。当然ではありますが全てのやり取りや交渉を英語で行うため、ある程度高い英語力が必要となります。交換留学生が個人契約をするケースが稀なため、自分の状況・条件を正しく伝え、相手の説明を確実に聞き取り、契約条件を正しく理解する根気も必要だと感じました。

デメリット2 何かあったときの後ろだてがない

大学の寮で何か問題があった場合、大学にあるサポートセンターに相談することができます。しかし個人契約の場合はそういった後ろだてがなく、大家さんに自分で交渉しなければなりません。入居先の大家さんがしっかり相談に応じてくれそうかも、事前に見極めることが重要ですね。

デメリット3 大学の情報を得にくい可能性がある

メリット3にも通じるのですが、もし入居先に同じ大学の学生がいない場合、家にいる間はフラットメイト/ハウスメイトから大学情報が入ってこないことになります。学生からの大学情報はとても重要なので、その場合は大学での授業やサークルなどで、気軽に連絡が取れる友人をつくる必要があります。  

個人契約で住居を探す手段

現地の不動産屋エージェント(Letting Agent)に足を運ぶ エージェントのサイトから検索したり、メール/電話で問い合わせる 日本のように、大学近くやシティセンターには不動産エージェントがいくつかあるので、そこに足を運ぶか、連絡をとってみる方法があります。 学部生のfacebookページなどでフラットメイトを募集している学生を見つける 同じ大学の学部生でフラットメイトを探しているもの同士が参加しているfacebookグループや、募集情報を投稿するページがありました。そのページで気になった物件があれば個別にメッセージを送り、物件見学などをするようでした。 家探しサイトで探す 私はこの手段でハウスシェアの物件を見つけました。場所や条件を検索すると様々なサイトが出てきますが、「spareroom」というサイトをすすめられました。条件を選択して物件を検索し、気になった物件の大家さんに直接連絡が取れるようになっています。 ホームパーティー

おわりに

いかがでしたか? 個人契約の住居探しには無限の選択肢があるので、メリット・デメリットを一概に言い切ることは難しいです。しかし手間がかかる分、自分次第で交流や住環境などさまざまな可能性を広げることができます。もしこの記事を読んで興味がわいたら、ぜひ情報を集めてみてください。 みなさんに素敵なお家がみつかることを願っています!

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