【フィジー留学】私が体験したホームステイの実態

フィジー留学 留学と言えばホームスティも合わせて申し込む人が多いですよね。フィジー留学を申し込んだ際、寮とホームスティの二択があったのですが、私は迷わずホームスティを選びました。と言うのも、ホームスティ先であれば、毎日のように英語のシャワーを浴びられると思ったからです。ですが、実際に3ヶ月半ホームスティをしてみて、理想と現実の間にギャップを感じました。 結果的にホームスティを選んで良かったと思っている私が、ホームスティの暮らしについてお話しします。 フィジー留学で寮とホームスティで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.インディアン一家にお世話になった3ヶ月半

事前にもらった資料では私は3人家族(父・母・子)のインディアン一家にお世話になることになっていました。ですが実際に家に行ってみると、その3人に加えて、父の妹、父の従兄弟も住んでいて、計5人がその家に住んでいました。フィジーに住んでいる人は良い意味でも悪い意味でも本当に適当なので、資料は当てにできません。(笑) 到着当日から誕生日パーティが開かれるなど、色々と驚かされた3ヶ月半でした。 フィジーの子どもたち

2.一番気になる食事事情

食事は1日3食きっちりと作ってくれました。土日は基本的にフリーだったのですが、冷蔵庫にあるものは勝手に食べて良いシステムだったので、自炊をしたり外食をしていました。 日本から調味料を持ってきていたので、たまにホストファミリーに日本食を振る舞うと大喜びしてくれました。カレーは簡単かつクセがないので喜ばれると思います。 ここで忘れてはいけないのは、私のホームスティ先はインディアンファミリー。インディアンがカレーを毎日食べる、というのは嘘ではありませんでした。冗談抜きで3ヶ月半ずっと食事はカレーでした。カレー生活が1ヶ月も続くと、カレー好きの私でも流石に飽きてしまい、食事面では結構苦労しました。他のホームスティ先の話も聞きましたが、インディアン家庭ではやはりカレーが多かったです。フィジアン家庭は主食のキャッサバ(芋の一種)におかず1品というのが多かったです。 フィジーでの食事また、私はパクチーが食べられないのですが、ホストファミリーが作る料理には、高い確率でパクチーが使われていました。当時は英語でそれを伝えることができず、ただ我慢して食べていました。今思えばなぜ言わなかったのだろうと思いますが、その時は「料理を作ってもらっているのに失礼なんじゃないか?」など余計なことを考えて言うことができませんでした。私の場合3ヶ月半とそれほど長くなかったので耐えられたのですが、長期滞在の場合は、きちんとホストファミリーに意思を伝えるようにしないと、ストレスがたまり留学自体を楽しめなくなります。自分の意見を相手に言う練習にもなりますし、何か不満があれば、きちんと伝えましょう。 豊かな国ではないので、食事は質素だということは覚えておいてください。 ホームステイ先での食事

3.日本と変わらない洗濯

洗濯はホストファミリーと分けて行っていました。一緒でも大丈夫と初日に言われたのですが、私はただ遠慮して断っていました。日本の洗濯機ほど綺麗なものではなかったですが、十分に使えるものだったので洗濯で困ったことはありません。気温が非常に高い国なので、外に干して2〜3時間もあれば全て乾きます。 ただ、節水という面で毎日洗濯することはできず、5日ほどためて洗うようにしていました。万が一の時のために下着は多めに持っていた方がいいです。

4.たまに水シャワー!?

基本的に湯船はなくシャワーだけです。私含め家の中に5〜6人住んでいたので、最後の方に入ると貯めていたお湯が切れてしまい、途中で水に切り替わったりしていました。いくら常夏の国と言えど、気温が低い日もあったので、私は学校から帰ったら一番にシャワーに入っていました。 節水するようにと日頃から口酸っぱく言われていたので、シャワーはなるべく10分以内に終わらすように意識していました。

5.なかなか大変な通学路

ホームスティ先から学校までは徒歩で約30分の道なりでした。真夏の太陽の下を歩くので、学校に行くだけで毎日汗だくになっていました。フィジーのホームスティ先は学校から離れていることが多く、近い人で15分、遠い人で45分程かかっていた人もいました。また、ハッキリ言って治安は良くないので、集団下校するように心がけていました。 フィジーでのホストファミリー

6.フィジアンとインディアン

フィジーは大きく分けて2つの人種が共存している国です。フィジー系(57%)、インド系(38%)、その他(5%)となり、半々とまではいきませんが、インド系の数もかなり多くなっています。 ホームスティはランダムに振り分けられるので、どちらの人種がホストファミリーになるかは分かりません。どちらが良いとは言えないのですが、カレーが食べられない人はその旨をエージェントに伝えれば希望を聞いてもらえるかもしれません。近所にフィジアン一家が住んでいたのですが、私のホストファミリーは私にその一家と関わりを持ってほしくなさそうな様子でした。この2つの人種はまだまだ歩み寄れておらず、インディアンはインディアン、フィジアンはフィジアンと完全に分かれていました。 フィジーのホームステイ先

7.ケレケレという文化

フィジーにはケレケレという文化があります。このケレケレは”自分のものはみんなのもの、みんなのものは自分のもの”を基本に、コミュニティの中で物の貸し借りを当たり前のように行うことです。人を助け合う文化が強いフィジーだからこそある習慣で、例え知らない人でも相手が困っていれば手を差し伸べます。 私が住んでいたホームスティ先でも、物の貸し借りはよく行っていました。ここで気をつけなければいけないのは、返ってこなくても良いという気持ちで貸すことです。私も私物を貸したことが何度かあるのですが、そのうち半分は戻ってきていません。私はそのことについては何も思いませんでしたが、絶対に取られたくないものであれば、ホストファミリーであろうが貸さないようにした方がいいでしょう。 フィジーのホストファミリー

8.違う宗教を勉強しよう

インディアンファミリーだったので、私のホストファミリーはヒンドゥー教に入っていました。私が宗教を強要されることはなかったのですが、決まった曜日に近所でお祈りがあったので、興味本位で毎週参加させてもらっていました。仏教以外の宗教を学ぶのは非常に面白く、学びも多かったです。 友人のホームスティ先の家族はムスリム教だったので、留学中ラマダーンと呼ばれる断食の期間がありました。ホストファミリー一家は断食をしていたそうですが、その子にはきちんと料理を3食作ってくれていたのでその点は心配いりません。

9.文化の違いを楽しむのがホームスティ

フィジーのホームスティは当たり外れがすごいと聞きます。実際に最初に割り振られたホストファミリーがあまりにもひどく、ホストファミリーを途中で変えた人も数名いました。フィジーでホストになるのは審査がそれほど厳しくないので、受け入れ態勢がきちんと出来ていない場所も多くあるように感じます。 私のホストファミリーもユニークな家族でしたが、私はそれを文化の違いだと全力で楽しむよう努力しました。本来ホームスティは、その国の文化を知るためのサービスで、日本での生活と違うからといって文句を言うような人には向いていません。せっかくホームスティをするのであれば、英語の勉強だけではなく、他国の文化も勉強し広い視野を持った人になりましょう。学生寮かホームスティか悩むかもしれませんが、私は学びが多いホームスティを強くお勧めします。

フィジー留学&ホームステイ 関連記事

フィジーの都市
フィジー留学】私が体験したホーム
留学エージェントに資料請求