『いつか大好きなハリウッド俳優と会話する』と妄想して英語を勉強していた私がその妄想を実現させるまで

はじめに。
これは間違いなく私の留学経験のカテゴリーではあるものの、これから留学に行く人への具体的なアドバイスなどの話ではなく、タイトルの通りの内容で娯楽的な記事に近いです。最後にまとめとしての参考程度のアドバイスはありますが、気軽に読んでもらえると助かります

世の中の「映画好き」の方からしたら甘いかもしれませんが、私はとにかく映画が好きです。高校生の時は年間150本くらい見ていたし、社会人になってからも話題になるハリウッド映画は必ず映画館で字幕と吹き替えを一回ずつ見るくらい、映画や映画館での時間がとにかく大好きで、この映画好きが私の英語力を保つ一端を担っていたのです。
以前の記事でも少し書きましたが、英語での映画鑑賞の際に字幕が必要なことが煩わしくなり、いつか原語で映画が見れたら楽だなあ思ったのが英語を身につけたいと本気で思ったきっかけでした。

しかしこの段階で私の「英語を勉強する」という意識や認識は非常に甘く、「映画見てるしリスニングは大丈夫」とか「中学高校の授業真面目に受けてたしその延長」くらいに思っていました。
アメリカに行ってしまえば英語そのものが必要に迫られるだろうし、極端に言えばアメリカにいれば英語が自然と身につくだろうという幻想を抱いていた。当時はそれがよもや「幻想」だとは微塵も思っていなかったのだから、若くて無知というのは本当に罪である。

無謀な渡米をし、毎日がつらくて仕方なかった私のモチベーションはもはや「大好きな俳優とマンハッタンの街でばったり会ったらなんと声をかけようか」というどうしようもない妄想で保たれていた。逆を言えばこれくらいしか英語を使いたいと思えることがなくなるほどに、自分の無知で愚かな渡米という決断に追い込まれることとなるのである。

ニューヨークへ渡り数ヶ月、語学学校から転校した先の学校でただひたすらこもって勉強をして鬱々とした日々を過ごしていると、自分の妄想の中に何度となく登場した俳優がタイムスクエア近くのブロードウェイの舞台に立つことが決まった。
あまりの嬉しさにチケットを即購入し、当日まで落ち着かない日々を過ごしていた。というのもニューヨークのブロードウェイの舞台においては、俳優が公演後にファンサービスとしてサインをくれたり一緒に写真を撮ってくれることは珍しくない。そのことを想像しただけで脳みそが爆発しそうなくらい楽しみだった。

演目はテネシーウィリアムズの「ガラスの動物園」。当時のリスニング力では戯曲の内容は半分理解することがせいぜいだったが、それでも憧れ続けたスクリーンの中の彼が目の前にいる事実に陶酔した2時間を過ごし、最後のカーテンコールでは立ち上がり拍手をしながら泣いていた。邪な気もするがその時本気で「アメリカに留学して良かった」と思えたのだ。
公演が終わり出待ちのところへ行くと、それほど人も多くなく、1番良い場所を確保して待っていた。お目当の俳優がドアから出てきて、一人一人と短い会話をし、写真を撮っていた。
自分の目の前まで来た時あまりに嬉しすぎて上手い事口が回らなかったが、とにかく自分の思いを妄想で培った英語力で伝えた。
彼は拙い英語でもしっかりと目を見ながら聴き、相槌を打ち、最後に写真を撮りサインをして「来てくれてありがとう」と言い、彼は帰って行った。今でも鮮明に思い出せるくらい濃密な時間だった。

気持ち悪い話だが、私は冗談ではなく彼が舞台に立ち続けた半年近くほぼ毎晩出待ちをした。冬だったので氷点下を下回る日も多く、大雪や雨の日もあったがとにかく毎日出待ちをしに行ったのだ。公演自体も5回観に行った。
出待ちで彼と話せる機会は数回ほどあった。彼が映画のプロモーションで日本を訪れた時の思い出や、彼が日本で買ったフクロウの絵が入ったiPhoneケースのことを「日本らしいデザインだと感じたからこの柄を選んだんだ」と教えてくれたり、「日本人で見に来てくれる人は少ない」と言ってくれたりした。

単なる自慢話のようになってしまったが、この出来事は大学入学が決まった時と同じくらい嬉しくてテンションが上がり、この為に英語を学びアメリカに来たのだ言っても過言ではないと思うくらいだった。
大学入学が決まるまで鬱々とした日々の気持ちを毎晩出待ちに行くことでどうにか浄化していた。極論だが、この出待ちというイベントが無ければ私は恐らく日本に帰っていたかもしれない。

ひとつアドバイスがあるとすれば、留学で目標に向かってひた走ることが1番大事だが、必ずホームシックや上手くいかなくて死ぬほどつらくなるときがきます。そんな時は現地ならではの夢中になれる娯楽を見つけられると精神衛生上非常に助かると思うので、羽目を外し過ぎない程度の趣味や娯楽を見つけられると良いと思います。

アメリカ タイムズスクエア

最後に。写真は、よく出待ちをした「Booth Theatre」近く、タイムズスクエアのものです。

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この記事の著者

MK

MK

高校卒業後単身で渡米。現地の美術大学を卒業後日本に帰国、フリーランスの服飾デザイナーとして活動。
中学生時代から趣味で漫画を執筆、現在は主に女性向け電子書籍の漫画を頒布。

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