ローカルな人と話すにはパブが一番!

こんにちは、エディンバラの大学で修士論文と格闘中の Yusei です。留学中、そして留学を考えている皆さん、どうすれば現地の人と仲良くなり、留学中の国の文化をより深く知れるのか考えたことはありませんか?

今回はそんな現地人と交流できる場所としてイギリス人の社交場であるパブ、そして英語上達へのポイントを紹介したいと思います!

1. 実は難しい現地の人との交流

留学に行けばすぐに現地の学生と深く交流し、文化に対する知識を深めることができる!なんて考えは、留学に行った者なら誰でも浅はかな考えだったとすぐに気付きます。

例えば語学留学ではそもそもクラスには留学生しかおらず、交換留学等でもクラスでは自然と留学生で固まってしまうことが多いです。日本の大学でも、留学生の外国人はよく固まっているイメージがありませんか?

もちろん現地の学生や人々と仲良くなることが不可能と言っている意味では決してありません。クラス内で自然と仲良くなったり、クラブやサークル活動を通して仲良くなった人と唯一無二の友達となるケースももちろん少なくありません。

特に日本人は日本語を学んでいる学生とは非常に仲良くなりやすいため、現地の日本語のクラスを通して友達となり、自国の文化を教え合うということもよくみられます。

ところが、同じ年代・世代の人間や学生という同じバックグランドを持った人々から得れる情報がその国の全てでは決してありません。

例えば日本への留学生が日本の大学生だけと交流して、日本の古い歴史や考え方、ましてや仕事環境や政治の捉え方を全て理解することができるでしょうか?

留学先の文化を理解するためには大学という枠組みに囚われず、その国において様々な背景を持った人々と交流を深め、情報を獲得していくということが非常に重要です。

イギリスにおいてそんな目標の達成を叶えられる場所の一つが街に溢れるパブです。次はそんなイギリス人の社交場でもあるパブについてより深く紹介していきます。

2. イギリスにおけるパブの役割

まずはじめに確認しておかなければならないのが、イギリスの飲酒年齢についてです。イギリスでは18歳以上でないと合法的に飲酒ができないため、もしこれを読んでいる方が18歳未満であればごめんなさい、あと数年頑張って待ってください笑

では本題ですが、イギリスでパブは労働者の憩いの場所として栄え始めました。パブというのもパブリック・ハウス(Public House)を略したもので、つまり公共の家という名前で国民の社交的な溜まり場としての役割を担ってきたのです。

それは現在でも強く根付いており、仕事帰りのサラリーマンから老人、また学生が利用することもあります。

そして年齢や職業問わず皆が自由に話せる環境というのも、多くの人間をパブに惹きつける魅力の一つです。特に多くの仕事が終わる夕方5時を過ぎるとスーツを着たビジネスマンやカップルの姿が増え多くの人で賑わい、皆が会話や出会いを楽しんでいます。

イギリス留学中にパブで語学力を磨く
パブの美しい内装

3. 日本の居酒屋とは何が違うの?

お酒を飲む、また人々の憩いの場であるという点では日本の居酒屋とも似ている部分があります。接客も堅苦しいことはなく、ドレスコードも気にする必要はありません。

パブの大きさや種類によって、テーブルや椅子があり食事も取れる場所、カウンターや立ち飲み用の小さなテーブルしかないパブ、そしてその両方が混ざっているところがあります。

大人数で行ってテーブルに着くとウエイターが来てくれるところが多いですが、自分でカウンターまで行ってお酒や飲み物を買ってから自分で勝手に席に着く、というところも珍しくありません。

お酒の種類はパブによって異なり、特にスコットランドで有名なスコッチウイスキーはたくさんの種類があるのでそのお店のバーテンダーにオススメを聞くのが最も良いでしょう。

バーカウンターで頼んだ場合は基本的にはチップ等は要らず、テーブルまで来て注文を取ってもらった際には10~15%ほどのチップを渡すのが一般的なマナーです。

僕のオススメは、一人でパブのカウンターで飲むことです。先ほど言ったようにパブで飲んでいる人々はあまり年齢や職業を気にしないため、いきなり話しかけられることもよくあります。

パブに来る人はその地で仕事をしていたり、住んでいる人が多いのでローカルな話を直接聞くことができます!特に一人で行動している日本人は少ないので、僕は自己紹介の段階で気に入られ、奢ってもらえることもよくあります笑

イギリスのパブ
やはりスコッチウイスキーは種類豊富

4. アクセントに注意してみよう!

では英語学習に関しては、パブにはどんな良さがあるでしょうか?まず一つ目は、最も自然な英語力が身につくことだと思います。

授業中に使う英語やテストの英語と違い、ここでは英語で会話をするのに何か特定の目的があるわけではありません。ただ言いたいことを言い、コミュニケーションをとり、楽しければそれでいいのです。

相手もこちらの英語力の低さを気にするということは一切なく、リラックスした雰囲気で英語の練習をすることができます!

次に注意してみて欲しいのが、英語のアクセントについてです。イギリスに留学、となるとブリティッシュアクセントのことを考える人が多いかと思います。

ところが学校では留学生も多く、あまり直接アクセントの強さを感じ取ることはなかなかありません。ですがパブにいる人の多くは現地の人々なので、ほとんどの人がイギリスのアクセントで話していることでしょう。

さらに、イギリスの中でももちろんアクセントは様々です。その中でもスコティッシュアクセントは聞き分けづらいと言われていて、スコットランド映画を見るときは字幕が必要だ、というイギリス人もいるくらいです。

パブでブリティッシュアクセントが聞こえたら、是非「どこから来たの?」と一言声をかけてみてください。日本人が方言の話を好むように、イギリス人同士でもよくある話題なのできっと面白い話が聞けるはずです!

5. まとめに

今回はイギリス人達の社交場、パブについて紹介しましたがいかがでしたか?イギリスに留学や旅行に行った際は是非パブに行って現地の人と交流してみてください!

そしてアクセントに注意して聞いていれば、普段は味わえない新たな気づきが見つかるはずです!

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