入国スタンプ無しで入れちゃう? モルドバ共和国

モルドバ共和国

先日 モルドバ共和国に行ってきました。

モルドバ共和国 どこかわかりますか?

国名 モルドバ共和国 又は モルドヴァ
英語名 Republic of Moldova

首都 キシナウ Chisinau/ Chișinău.

東ヨーロッパに位置します。
ウクライナとルーマニアに挟まれている小さな国です。

モルドバ共和国の位置

なんと ヨーロッパの中で一番観光客が訪れない国です。

なんと一年で たったの約12000人

人々はモルドバ語、ルーマニア語、ロシア語 を話します。

ヨーロッパなのに為替も物価も安い?

通貨は モルドバ レウ
1 Moldova Leu= 6.22 円
100 Moldova Leu = 622 円

為替ルートもヨーロッパ内で一番安いですし、物価もすごく安いです。
ワインが1000円前後で購入できます。

ホステルは1000円以下。ホテルも3000円からあります。

ウクライナやモルドバはヨーロッパですが EU連合の中に含まれませんので、出入国のスタンプを国境でもらう必要があります。

私はこのモルドバにウクライナのキエフから入国しました。

入国スタンプ無いのに入国可能?

ですが、私はこのモルドバの入国スタンプがもらえないまま入国できてしまいました。

モルドバを48時間以内に出国しない限り入国スタンプが必要です。この時間内にスタンプをもらわないと罰金を払う必要があります。

ちなみに実は言うと、この罰金も お金が無いとなると その罰金の金額も交渉出来ると言う話です。

では なぜ私は入国スタンプをもらえずに 入国出来るのか?
それは事実上世界に認められていない、未認可国が関係してます。

沿ドニエストル・モルドバ共和国

英語名 Transnistria

モルドバ共和国政府が関与をしていないので、事実上モルドバから独立してますが、世界のほとんどの国家や国際機関が承認してないので Googlemapにも存在しません。モルドバ共和国の中になっています。

沿ドニエストル・モルドバ共和国

首都 Tiraspol ティラスポリ(ティラスポール)

この沿ドニエストル共和国は 独自の通貨 ルーブルもあります。プラスチックで出来た通貨もあります。モルドバの通貨は使えません。モルドバ語ではなくロシア語を話します。モルドバ側から行くと税関まであります。ただ、入出国スタンプは存在しません。
この国はモルドバ共和国のウクライナの国境線に位置します。

沿ドニエストル・モルドバ共和国の位置

モルドバ共和国からしてみたら モルドバの領土なのですが、沿ドニエストル共和国側してみたら 自分たちはモルドバ共和国ではないという訳です。

ほとんどの旅行者はルーマニア側からモルドバ共和国へ入り ウクライナへ行くので出国する場合は問題ないのですが、私はその反対のルートで入ってしまいました。
ウクライナから来ると沿ドニエストル共和国に まず入るので、モルドバ共和国側からしてみれば すでにモルドバに入ってるので、入国スタンプを用意してないのです。なので、モルドバ共和国の入国スタンプがもらえませんでした。

プラスチックで出来た沿ドニエストル共和国の通貨

世界1位と世界2位のワイン貯蔵庫が存在する?

ギネス世界記録に載っている世界で一番大きくて広いワイン貯蔵庫がこのモルドバ共和国に存在します。

世界1位 The Mileștii Mici wine cellar

250kmの敷地で,ここには約200万以上のワインボトルが保管されています。
https://www.milestii-mici.md/en

モルドバ共和国のワイン

世界2位 Cricova Winery

クリコバも地下に貯蔵庫のトンネルが15世紀から存在します。
世界の大統領や首相もここのワインの貯蔵庫を使っています。
ここには希少価値のあるワインが125万ボトル保存されています。

まとめ

ウクライナとルーマニアに挟まれた小さい国 モルドバ共和国。
未認可国沿ドニエストル共和国やワイン、まだまだだたくさんの魅力がある国。
現地の人は英語を話せる人は少ないですが 物価も安く人もすごく優しい国です。
ヨーロッパに留学中や旅行中の人はぜひ寄ってみてください。

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