アメリカ学生ビザ、パスポートの有効期限が近くなったら?

日本のパスポートには5年間のものと10年間のものがあります。20歳未満であれば、5年間のパスポートしか申請することができません。しかし、パスポートの有効期限がビザの期間よりも短い場合でも、アメリカのビザの場合はパスポートの有効期限以降も有効なビザが発行されることがあり、ビザの有効期限内にパスポートを更新するということがあります。そんな時のために、どうやってパスポートを更新するのか、そしてパスポートを更新した場合にはアメリカ学生ビザはどうなるのか、みていきましょう。

パスポートの有効期限が迫ってきたら?パスポートが失効したら?

パスポートの有効期限パスポートの更新手続きはパスポートの期限がすでに切れているか、切れていないかによって変わってきます。可能であれば、パスポートの有効期限内に更新する方が手続きが簡単です。有効期限内に更新する場合の手続きを切り替え発給といい、パスポート失効後に新たにパスポートの申請をする場合には新規発給といいます。 手続きは国内の地元のパスポート申請窓口で申請が可能です。国内の申請窓口の検索はここからできます。海外滞在中ということであれば、在外公館で申請することができます。在外公館はここから探すことができます。一番簡単なのは、自分の住民票のある都道府県内での申請です。海外で申請する場合、在外公館へのアクセスがいい場合は問題ないかもしれませんが、在外公館から距離がある場合には申請の際とパスポートの発行後の二回行かなくてはならないので、渡航前に済ませることがおすすめです。 パスポートは有効期限が残り1年未満、パスポートに記載されている本籍の住所や氏名が変更になった場合、もしくはパスポートの査証欄(渡航の際にスタンプを押されるページ)がなくなるとパスポートの更新ができるようになります。 基本のパスポートの切り替え発給の流れは新規発給とほぼ同じで、まず申請をしに行き、有効旅券を預けてその後、新しい旅券を取りに行くという形になります。海外で申請する場合、在外公館へのアクセスがいい場合は問題ないかもしれませんが、在外公館から距離がある場合には申請の際とパスポートの発行後の二回行かなくてはならないので、渡航前に済ませることがおすすめです。

国内でのパスポート失効前の切り替え発給の必要書類

国内で切り替え発給申請をする際の基本の必要書類は
  • 一般旅券発給申請書(窓口にて記入)
  • 有効期限内のパスポート
  • パスポート用の写真(35×45mm)(自分で撮影する場合にはパスポート写真の規格を確認しましょう。)
です。ただし、氏名や本籍地の変更がある場合には戸籍謄本が必要になります。また、特別な理由によって住基ネットを利用しての住民票確認を拒否したい場合や住民票登録している地域の窓口以外で申請する場合には住民票も用意します。 留学や長期の海外渡航など、特別な理由がある場合にはパスポートの有効期限が1年以上ある場合でも、事前の切り替え発給ができます。しかし、その場合にはそのことを証明するための書類が必要になります。留学の場合には学校の入学許可証やI-20を持っていくようにしましょう。

国外でのパスポートパスポート失効前の切り替え発給の必要書類

渡航してからパスポートの期限が迫っていることに気付いた場合には最寄りの在外公館での切り替え発給も可能です。その際の必要書類は
  • 一般旅券発給申請(海外在住者の場合は事前にここからオンラインでダウンロードすることもできます。)
  • 戸籍謄本もしくは戸籍抄本(原本)
  • 有効期限内のパスポート
  • パスポート用の写真(45×35mm)
です。

国内でのパスポート失効後の新規発給の必要書類

パスポートが失効後してしまうと、たとえ以前パスポートを所持していたとしても新規発給申請になります。新規発給申請をする際の必要書類は以下の通りになります。
  • 一般旅券発給申請
  • 戸籍謄本もしくは戸籍抄本(原本)
  • パスポート用の写真(45×35mm)
  • 身元確認書類
特別な場合の書類は
  • 住民票の写し:住基ネットの利用を拒否する場合、もしくは居住地以外の都道府県で申請する場合に必要になります。
  • 有効旅券:有効旅券の記載事項に変更があり、申請する場合に必要になります。
身元確認書類は運転免許証もしくは写真付き住基カード、あるいは以下のAから2点、もしくはAとBから各1点ずつ提出することができます。
  1. 各種保険証、年金証書
  2. 学生証、公的機関による資格証書、会社の身分証明書(写真付き)

国外でのパスポート失効後の新規発給

  • 一般旅券発給申請(海外在住者の場合は事前にここからオンラインでダウンロードすることもできます。)
  • 戸籍謄本もしくは戸籍抄本(原本)
  • パスポート用の写真(45×35mm)
  • 身元確認書類
  • 国籍や本人確認のできる書類
特別な場合の書類は国内での新規発給申請と同様で以下の通りになります。
  • 住民票の写し:住基ネットの利用を拒否する場合、もしくは居住地以外の都道府県で申請する場合に必要になります。
  • 有効旅券:有効旅券の記載事項に変更があり、申請する場合に必要になります。

費用はいくら?

切り替え発給もしくは新規発給されたパスポートを受け取る際には受領証と手数料を持って行きます。 国内では新規発給・切り替え発給ともに10年有効パスポートの場合、16,000円(都道府県収入印紙2,000円+収入印紙14,000円)、12歳以上の5年有効パスポートの場合、11,000円(都道府県収入印紙2,000円+収入印紙9,000円)になります。 国外の場合、日本国内での申請費用と同等の現地通貨で支払うことになるので、在外公館のウェブサイトをチェックしましょう。同じ国でも、年度によって価格も変わるので要注意です。例えば、アメリカ国内での申請の場合、10年有効パスポートの平成28年度費用は$133ですが、平成27年度は$145でした。

更新手続き後、ビザはどうなる?

アメリカのビザの場合、ビザのページが破損していない限り、パスポートが失効したとしても新たにビザを申請する必要はありません。渡航の際には、新しいパスポートとともに有効なビザのある失効したパスポートを一緒に持ち歩きます。パスポートの失効期限前に切り替え発給をした場合には、古いパスポートの有効なビザのあるページ以外に穴が開けられ無効化されます。しかしビザは有効なままなので、新しいビザと合わせて持ち歩くことで新たにビザ申請をせずに済みます。  

参考

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