ドイツの留学ビザを実際にとってみよう!

ビザ こんにちは、ドイツのライプツィヒ大学に留学しているいっさです。 ドイツでビザをとるのに必要なものと、取得の流れについて説明します。

ビザをとるうえで必要なもの

日本のパスポートを持っていれば、三か月以内であればビザは不要です。そのため、短期留学であればビザは不要です。但し、長期で留学する場合は、事前に日本で準備をしておくべきものがあります。

「経費負担証明書」を日本で取得しておく

「経費負担証明書」です。これは、ドイツ留学中に学費を払うだけのお金があることを証明するものです。経費負担証明書を発行してもらうのに必要なものは、以下の5つです。 これは、留学する本人ではなく、学費を出す保護者の方が用意する必要があります。日本で保護者の方が下記のものを持参し、ドイツ領事館にて作成してもらいます。 なお、奨学金が出る場合は、奨学金がもらえることを証明書として提出しなければいけません。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― • 身分証明書(パスポ-トもしくは運転免許証) • 費用負担能力を証明するもの (年収400万円以上の定期収入が証明できる源泉徴収票あるいは確定申告書。あるいは年収の記載のある納税証明書) • ドイツに滞在する予定の/している被保証人(留学するお子様など)のパスポートコピー • ドイツの居住地の住所がわかるもの、不明の場合は留学先の名称と住所 • 手数料。25ユーロ相当の日本円でお支払いください。 出典: ドイツ大使館 「留学する方へ:滞在費用の証明について」より――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ドイツでの必要書類

実際のビザの取得は、ドイツに来てから行います。必要な書類は下記のものになります。
  1. パスポート
  2. 住民登録証
  3. 語学学校や派遣先大学の入学許可証
  4. 記入した申し込み用紙
  5. パスポート用写真
  6. 賃貸契約書
  7. ドイツで有効な保険証書
  8. 銀行口座の通帳
  9. 用意しておいた経費負担証明書
が必要です。 以下、簡単に説明していきます。 1.パスポートは、渡航の際に持ってきたものをそのまま出すだけです。 2.住民登録証 ドイツにきてすぐにやることとして、住民登録があります。住民登録はBürgeramtと呼ばれる市役所でします。こちらは住民登録だけですので、費用は掛かりません。 3.入学許可証 留学形態によって違うので一言では言えませんが、筆者は大学間協定の交換留学でドイツに着いて、入学手続きをした後にもらいました。私の所属している大学では、大学専用のサイトがあり、そこからダウンロードする形でした。 4.申込用紙 移民局のホームページよりダウンロードできます。直接移民局に赴いても、申請書が手に入ります。 5.パスポート用写真 パスポート用の写真を日本から用意してくることをお勧めします。現地でも写真は撮れますので、忘れた場合は心配しなくてもいいですが、言語の問題等あると思いますので、なるべく日本から持ってくると苦労しなくて済むと思います。また、写真のデータも持ってくるといいかと思います。 6.賃貸契約 寮に入る際に賃貸契約を交わしますので、その時の書類を持って行ってください。 7.ドイツで有効な健康保険証 日本では海外旅行保険を留学保険という名前に変えただけのものが販売されていますが、保険の保証範囲には注意が必要です。ドイツで有効な保険というのは、 ・歯の治療費が賄われるもの ・女性の場合に、妊娠した際にかかる費用を負担するもの ・病気になった際に帰国にかかる費用を負担するもの という条件が必要です。日本で販売されている殆どの旅行保険は、上記の要件を満たしていません。筆者の場合、交換留学ですが、日本の大学側で特定の保険に入ることを強制されました。しかしその保険が、なんとドイツでのビザの取得には適していませんでした。現地の事情を理解しない日本の大学が、意味をなさない保険を強要したことをには憤りを感じました。 さて、ドイツで有効な保険として2つ挙げておきます。 どちらも長所短所があり、Care Conceptは安いですが、英語もしくはドイツ語での対応となります。Step inではCare Conceptに比べて高いですが、日本語での対応が受けられます。 参考:留学する時、どの旅行保険に入る?クレジットカードに付いてる保険ではダメなの? 8.銀行口座の通帳 ドイツに着いたら、現地の銀行口座を作ります。これは寮の家賃を引き落とすのに必要です。ドイツでは、日本のように通帳というものが存在しませんので、オンラインバンキングで通帳の預金額を見せることになりますので、現地で印刷が必要です。

ビザ取得の流れ

通常、ビザを取るためには、移民局に予約を入れます。予約は、移民局のホームページからメールでも行うか、直接出向いて予約を入れます。直接移民局に行った方が、早くアポイントがとれるようです。

当日の流れ

当日、必要書類をきちんと確認して、予約した時間に移民局に出向きます。時間になったら指定された部屋をノックします。ノックしたあと、担当職員に書類を渡します。
  1. 担当職員が必要書類に不備がないかをチェックします。滞在期間を聞かれます。
  2. 両手の指紋を取ります。
  3. 担当者からカードを渡されますので、カードとお金を部屋の外の自動販売機に入れると、レシートが二枚出てきます。
  4. レシートのうち片方を職員に渡すと、いつビザを受け取りに来ればいいかが記載されている書類をくれます
  5. 後日、ビザを受取ます
移民局とはいえ、ドイツですので、ドイツ語で話が進められます。ドイツ語が不安な人は、大学の日本語学科の学生を捕まえて、同行してもらうと良いしょう。   ビザ申請の必要書類は、一回できちんと揃えて提出するほうがいいですが、万が一不備があった場合でも、後日メール等にて対応してもらえますので、まずは書類を「出す」ということを優先してください。ドイツに滞在してから3か月が経つことを強調する人もいますが、一度書類を出していれば、強制出国といったことはありませんので、ご安心ください。ここでは、私の住んでいるライプツィヒでの流れについて書きましたので、地域によって多少の違いはあるかと思いますが、参考にしていただけたらと思います。

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