大学選びの大事な軸。大規模な大学と小規模な大学、それぞれのメリット・デメリット

現在オーストラリアにある大規模な総合大学にアメリカの小規模大学(リベラルアーツカレッジ)から留学しているヒロアキです。

今回はそんな大規模な大学と少人数制の大学の両方を経験した私が、留学をする際に大事な判断基準である大学の規模 ー何万にもの生徒が在籍する総合大学と数千人しか生徒のいない小規模の大学ー の違いについて紹介したいと思います。

大学留学

総合大学と小規模大学について

まずはじめに、大学の規模による違いを簡単に説明したいと思います。

総合大学

総合大学は何万にもの生徒が在籍しており、大学院も併設されているので専門性の高い研究も盛んに行われています。そのため、教授の数もとても多くなります。そのほかには、全国レベルのスポーツチームなども多くあります。

小規模大学

私が通っているアメリカの大学はリベラルアーツと呼ばれる少人数制の大学で生徒数は1200人ほどしかいません。もちろん大学によってい生徒数は違いますか、基本的には数千人しかいません。総合大学とは違い研究が盛んに行われる大学院がないことがほとんどなので、生徒への教育がとても手厚く行われています。

大学留学

それぞれのメリット

総合大学のメリット

  • 学生数も多く専門性の高い研究も行われるため学部の種類がとても豊富です。そのため、大学で何を学びたいかが明確な場合は、特定的な学部の専攻ができます。
  • 図書館、スポーツ施設やキャンパス内のフードコートなど学校の施設がとても充実しています。私が現在留学している総合大学には、豊富な種類のあるアジア食レストランや、バーなどもあり学内でお酒を楽しむこともできます。スポーツジムも3階建にもなるとても大きく広々としたものになっています。
  • 学生数も多いことから様々なバックグラウンドを持った学生に会うことができ、多くのコネクションを作ることができます。

小規模大学のメリット

  • 学生数が少ないため、授業の中でも教授と生徒の距離が近く、親身になって教育してくれます。
  • 大学自体が一つの家族のような距離感になる上、キャンパスでほぼ毎日のように出くわすため、友達をとても作りやすいです。
  • 競争率が低くなるため、大学の課外活動の中でリーダーシップをとったり活躍できる機会がとてもあります。
大学留学

それぞれのデメリット

総合大学のデメリット

  • 講義には何百人もの生徒がいるため、教授と話せる機会が限られる上、チュートリアルと呼ばれる少人数体制の授業はその大学の大学院生が教えるといったこともあり手厚い教育は期待できない場合があります。
  • 大学の寮などに住まない限りは、クラスメイトは週1回の授業で会うくらいで、あまり他の学生に会う機会が無く、親しい友達はできにくいです。
  • 大学のプログラムやクラブ活動でも競争率がとても高く、活躍できる機会が少なくなります。

小規模大学のデメリット

  • 生徒数が少ないことから学部数は少なく、特定的な分野の専攻はできないことがあります。
  • 総合大学に比べると、キャンパスは圧倒的に小さく、必要最低限の施設があるくらいで施設の規模などは劣ってしまいます。
  • スポーツチームやクラブ活動には力を入れていないため、レベルは低く、全国大会出場となることも特にありません。
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まとめ

留学生として海外大学での学業が不安であった私からすると、個人教育にもより熱心な小規模大学の方が向いているな、と今回の総合大学への交換留学を通して思いました。

しかしその一方で学校の施設などはとても充実しておりとても満足しています。

なので、大学選びの時は自分が何に重点を置くのか、学業なのか、課外活動なのか、それとも充実している学校の施設なのか、ということをしっかり決めて行うことが大事です。

決してこっちの大学の方がいい!という訳ではなく、個人個人でしっかり大学選びにおける軸を決めなければいけないことをわかっていただけたらなと思います。

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