あなたがアラブと聞いて思い浮かべるものは何ですか? アラビアンナイトに砂漠、イスラームの神秘、文明の発祥地…
アラブ世界なしでは世界を理解しきるのは不可能といえるほど、アラブは歴史的にも重要な役割を果たしてきました。昨今アラブと聞くと物騒なイメージが湧く方も多いとは思いますが、それでも、私がなぜヨルダン留学を選んだのかまとめてみました。
アラビア語の実用性
日本ではアラビア文字のとっつきにくさなどから倦厭されがちですが、実はアラビア語の話者数は世界で第5位(2013年7月当時、Ethnologue発表)を誇り、国連公用語にも指定されています。
アラビア語圏の重要性はますます高まっているにも関わらず、日本国内のアラビア語学習者の数は、英語はもとより、フランス語、スペイン語などと比べるとまだまだ少なく、その分稀少価値が高いです。
「人と一味違う世界観を持ちたい」「インパクトのある特技を身に着けたい」「語学力をアピールポイントとしてビジネスの場で活躍していきたい」方々に、アラビア語学習は大いに役立つ選択と言えます。
アラビア語が重要なのはわかったけど…情勢は…?
やっぱりテロとか怖い!!
アラブ世界のなかで保たれる安定
ヨルダンは周辺アラブ諸国と比べ、面積、人口、国力、市場規模など様々な面で小国であり、常に周辺国の動乱の影響を受け続けている一方で、大きく国内情勢が乱れたり、紛争が勃発したり、大規模なテロ被害に遭うといったことはありませんでした。
イスラエルと和平交渉を進め、新欧米路線をとる一方で周辺アラブ諸国への配慮も忘れないヨルダン王室は悪く言えば八方美人、よく言えば平和主義的外交を推進しています。
こうした外交姿勢が高く買われ、米国をはじめとする欧米諸国からは常に手厚い援助を受けており、テロ対策など安全保障も米軍との強固な結びつきのなかで進められています。
ショッピングモールのような人が多く集まる場所では、入り口に入ってすぐのところで空港のような荷物検査、身体検査が行われ、街中でも人が良く集まるダウンタウンや交通の要所では特に警察や軍関係者が治安確保に目を光らせている姿も見受けられます。
観光のみどころアリ。あの死海も
ヨルダンには死海やペトラ遺跡、雄大な砂漠文化、リゾート地区アカバ、新興開発地区アブダリ、喧騒に包まれたダウンタウンなど多様な観光資源があり、ヨルダンの端から端まで縦断しても4時間程度と、小さな範囲に観光スポットが凝縮されています。
そのため短期滞在でも満足のいく観光ができるのが魅力です。
観光が主要な国内産業の一つで、英語もかたことながら通じます。観光の要ともなるグルメの面でも文句なし。
ヨルダンの伝統料理マンサフ、アラブ伝統のお菓子クナーファは病みつきになること間違いなしです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
今後現地入りしたあと、語学学校徹底比較や、おすすめハイクオリティホテル、交通機関事情などなど現地調査を重ねて記事にしていきたいと思います。アラブ世界の魅力を少しでもお伝えできれば幸いです。
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