中国に留学したい!!でも、どの都市がいい??/地方都市のススメ

中国 一口に「中国」と言っても、地方によって全く違う顔を持っているのが中国です。北京、上海、大連などが留学先としてメジャーな都市ですが、あえてマイナー都市に留学した私の実体験から、留学先選びのお話をしたいと思います。

厦門(アモイ)ってどこ!?

福建省の厦門(アモイ)。アヘン戦争で1841年にイギリス軍により占領され、翌年の南京条約によって開港された都市で、中学や高校の世界史の授業で耳にした方も多いのではないでしょうか?でも、留学先としてはあまり知られてはいませんよね。実際、「アモイ」に留学したと話して、「モアイ?」と聞き返されることもしばしばです。  

留学先選びで重視したこと/なぜこの都市?

1.日本人の割合

日本人の少ない環境で中国語を上達させたい!厦門大学を留学先として選んだ1番の理由は、こうした理由からです。せっかく留学しても、あまり語学が上達せずに終わってしまうこともあります。原因として、「留学先で日本人だけで固まって行動しているから上達できない」、というものがありますね。できればこういう結末は避けたい、というのが、私の留学先選びの第1のポイントでした。実際、厦門大学では、留学生数約600人のうち、日本人の留学生割合は約12%※1。中国人との交流や相互学習以外にも、ロシア、ウクライナ、ドイツ、インドネシア、ミャンマーなど、様々な国の留学生と交流ができました。

2.中国語+αの環境

貿易の要所をナマで体験できること。厦門は1979年に当時中国で4つの経済特区のうちのひとつに指定され、日本企業など外資系企業が数多く進出している都市です。貿易活動の中心地で中国語を学べ、ビジネスマンやグローバルな感覚のある人たちと出会う機会も得られる、というのが理由の一つでした。実際、現地の日系企業で通訳する機会に恵まれました。

3.治安の良さ

厦門は中国で一番住みやすい街と言われている場所です。元々貿易街だったことや、台湾の対岸という地理的な背景から、日本人にも友好的な人が多いと聞いていました。実際、反日デモで暴徒化するようなこともなく、フレンドリーに接してくれる人が多かったのが印象的でした。  

地方都市を選ぶ際の注意点

1.方言

中国では、地方によって現地の言葉がまったく違うことに気を付けなくてはなりません。厦門では、福建語という方言がありますが、若い世代との会話は標準語で、少なくとも大学では北京語をしっかり学べるということで、厦門を選びました。ですが、中国語初心者には北京語を話す都市(北京、天津、大連など )に行くと学びやすいかも知れません。

2.治安

私は、治安の良さから厦門を留学の候補として考えましたが、日本人の少ない地方によっては、治安や環境の悪さが影響していることも多く考えられますから、事前の情報収集は欠かせません。  

終わりに

広い中国、あなたの知らない地方都市には、隠れた魅力が広がっています。人と違う留学先だからこそ、自分にしか出来ない、特別な体験をすることができます。同じ国の人間が周りにいないというのは、時に寂しさを感じることもあります。ですが、それだけ、日本人として得られる/巡ってくるチャンスが多いのも事実です。言語や習慣、生活環境が地方によって大きく異なるのが中国の特徴です。だからこそ、中国の留学先選びは、自分の存在と可能性を最大限にアピールできる環境を、自分で選択することができます。選択の幅が広いからこそ、自分の留学の目的を考えて、選ぶことをオススメします。   出典:※1:留学アカデミー http://www.ryacademy.com/languageschool/index.php?id=142  
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