英語長文の読み方基礎テクニックSkiming・Scanningをつかいこなそう!

英語の勉強TOEFLやTOEICなどのテストにおいて長文問題の文章は時間がかかる上、急がなくてはいけませんよね。じっくり読み込んで答えを導く暇は中々ないのではないでしょうか?そこで今回はリーディング問題を解くのに役立つザっと読むためのテクニックSkimingとScanning(スキミングとスキャニング)を紹介します。

Skimingってなに?Scanningってなに?

Skimは「(水面などから)すくいとる」「ざっと読む」という意味。Scanは「よく調べる」「ざっと見る」という意味。スキャン、スキャナーなど日本語でも使いますよね。どちらも読み込まずにスピード感をもってざっと読む・見ることをいうのですが、目的が全く違います。なのでこのSkimingとScanningの両方の「ざっと読む」スキルを身に着ける必要があります。

Skiming

Skimmingは文章の全体像をつかむための「ざっと読む」方法です。文章全体のどこに何がかいてあるのかを読み取ります。 例・本屋で購入前に本をざっと読んでどんな内容か確認する。 本の全体的な内容を確認するとき1ページ目からじっくり一言一句は読みませんよね。長文読解も同じです。

Scanning

Scanningは自分の欲しい情報を見つけるために文章に「ざっと目を通す」ことです。情報が文章のどこにあるのかを探します。 例・レストランのメニューから自分が食べたい牛肉を使った料理をメインディッシュのページで探す。目次から必要な情報を見つけだす。 ドリンクならメニューの最後のページあたりなど、大体どこに何があるか予測して自分の欲しい情報を探しますよね。長文読解も同じです。

長文読解・どうやってSkimingとScanningを使うの?

英語の長文読解 まず、長文問題を解くときにはまずSkimingをします。Skimingでスピーディに全体像をつかみます。この時気を付けることは流れをつかむため語順・段落通りに読むこと、必要なキーワードやどの段落に何があるのか簡単にメモを取ること。
  1. 最初の1~2パラグラフまでにMain Idea(何を言いたいのか)を見つける。
  2. Main Ideaの後のパラグラフそれぞれどんなことが書かれているのか雰囲気をつかむ。
  3. 最後1~2までのパラグラフでConclusion(まとめ)を見つける。
1,2,3の手順中にハッキリと情報を見つけられなっかったり、理解できなかったら気にせず次の段落へ!とどまらないこと。分からない単語があってもあせらず予想、あるいはその単語がただの修飾語だったり、detail(詳細情報)するならこだわらずに読み飛ばすこと。とにかく何があっても止まらずに読む!この手順で大体の全体像がつかむことができます。 Skimingで全体像をつかんだら問題文を読みます。そこでその問題がどの段落に該当するのか、どんな単語があるのか、予測し自分のメモと記憶をたどりに、答えがあるであろう段落でScanningをして答えに必要な情報を探し出します。選んだ段落に情報がなかった場合はそこを中心に上下1段落づつScanningする範囲を広げましょう。よっぽど見当違いな場所を選ばない限り、情報は見つかるはずです。Skimingの前に問題文を読みscanningをするのは危険です。100%そこに答えがあるという確信がなく、運が悪ければ、1つの問題に対して文章全体をScanningする羽目になります。

どうしてSkimingとScanningがいいの?

TOEFLなど膨大な量を扱う場合は読み込んでいては時間内に終わりません。なのでじっくり読み込んで内容を理解している暇はないのです。特にTOEFLやTOEICなどのMultiple-choice(選択式の問題)がある試験において、どれだけ理解しているかよりも、大事なのは正しい答えを選択できるかどうかなのです。一見、正しい答えを導くためには正しい深い理解が必要なように思えます。しかし、実はそんなことに時間をかけることよりも、文章構造や文法、消去法やSkiming・Scanningテクニックが答えを導くヒントになりやすいのです。 例えば、TOEICでは自分の専門外のリーディング問題がどんどん出てきますよね。(専門のが出てきたらラッキー!)私は理科化学や数学が非常に苦手です。日本語でも読んだ事がないような内容をじっくり読んでいても問題は解けないでしょう。内容や専門用語は全く理解していなくても、全体像をつかむSkimingと情報発見のためのScanningなどの様々なテクニックを駆使することで答えに導くことは十分にできるのです。   リーディングではただなんとなく読むのではなく、何の目的のためにどの方法で読むのかも重要になってきます。このSkiming・Scanningテクニックは資料集めや論文・レポート作成にも非常に役にたちます。ぜひ意識してリーディングスキルの向上に使ってみてくださいね。

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