第二言語習得の基本メカニズム!あなたの英語学習は理論に基づいていますか?

us-mi_krashen1あなたの英語学習は理論に基づいていますか?英語をできるようになるには「海外に行っちゃえばいい!」、「ひたすらTOEICの単語帳を読むだけ」ではちょっと強引です。。。そこで今回はなんとなく見逃してしまう理論に基づいた第二言語習得のメカニズムを紹介します。

クラッシェンの5つの仮説

これはアメリカの言語学者クラッシェン(Stephen Krashen)による第二言語習得のメカニズムです。

  1. 習得-学習仮設、Aquisition-Learning Hypothesis
  2. モニター仮設、Monitor Hypothesis
  3. 情意フィルター仮説、Aaffective Filter Hypothesis
  4. インプット仮説、Input Hypothesis
  5. 自然習得順序仮説、Natural Order Hypothesis

1習得-学習仮説、Aquisition-Learning Hypothesis 外国語学習の二つの学習法

言語学習には二つの学習方法があり、習得と学習は同じような意味の言葉ですが、ここでははっきりと使い分けます。習得 – Aquisition は自然な環境で無意識の学習、学習 – Learningは人工的な環境で意識的な学習を指します。

習得例:洋楽を聴く(または聞き流す)。留学先で英語で生活する。

学習例:英語の授業を受ける。参考書で第二言語を自己学習する。TOEICのテスト勉強。

私たちが学校教育でしていた英語学習は学習、留学生活は習得と考えるとわかりやすいかもしれません。この習得 – Aquisitionは言語の流暢さを向上させるとも言うので、語学留学の最大の目的・利益ともいえます。

2モニター仮説、Monitor Hypothesis ルールや知識、文法など

モニターとはいわゆる文法知識やルールのことです。これは言葉をアウトプットする(書く、話す)際にこのモニターを通って修正され、より正しい、相手に伝わる英語になります。

3情意フィルター仮説、Aaffective Filter Hypothesis 英語を学ぶ際の気持ち

情意フィルターは言語学習の際にある自信のなさや、劣等感、難しいと感じることなどの負の感情です。「英語って難しい。」「私は発音がへたくそだから。」「ネイティブスピーカーの英語が早すぎて聞き取れない。」などがまさにこれ!日本人はこの情意フィルターが高い傾向にあると思います。情意フィルターが高ければ高いほど言語学習の妨げる壁になり、できるものもできなくなってしまいます。なのでそういったネガティブな思考を抑えてより楽しむこと、リラックスすることが大切です。子供の英語教育には教師が子供の自信のなさや心配を取り除く努力が必要です。しかし大人の場合は助けてくれるのは自分だけ!うまく自分をコントロールすることが大切です。Help yourself!!

4インプット仮説、Input Hypothesis インプットの量と質

インプットは読むことと聞くことを指します。入ってきた時点で完全に理解しているかどうかは関係なく、耳で聞いたもの、目で見たもの・読んだものすべてがインプットです。なので実際に使用できるアウトプットよりも範囲大きくなり、すべてのアウトプットはこのインプットから出てきます。効率よくインプットしていくには、質と量のバランスをとり、適切なインプットが大切です。特にインプットの質は自分のできる範囲の少し上(intrlanguage + 1)が良いとされています。

5自然習得順序仮説、Natural Order Hypothesis 言語習得の順番

言語習得には自然なステップを順番に踏んでいくことが大切です。英語が話せるようになりたいのに単語帳ばかり見ていても、十分な語彙がないのにTOEICの勉強を始めても、なかなか効果は見込めないということです。

言語学習のモデル

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上の図はクラッシェンの仮説を基にした英語学習、インプットからアウトプット、つまり英語を聞いて・読んでから書く・話すことができるようになるまでの図です。

  1. 学習と習得により、言語をインプット!
  2. 負の感情や心配が壁を通る。(言いたくても言えない時などは多少跳ね返される)
  3. 言いたいことを作り出す
  4. モニターで間違えチェック修正
  5. アウトプット 話す、書く!

この順序は英語だけでなく、ほかの外国語にも適用できます。こういった理論を基にするとより一層納得して語学学習に挑めますよね!今まで何となくやっていた英語学習の仕組みがわかれば、言語学習の目標達成に向けた学習計画がすんなりできますよ。

 

参考文献

『小学校英語の教育法 ー理論と実践』アレン玉井光江(2010)

この記事の著者

なんはい

なんはい

2015年4月から一年間アメリカのニューヨーク、サンフランシスコ、チーコの語学学校、コミュニティカレッジへ語学留学しました。

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