こんにちは、留学ボイス特派員のAnです。
今回は、留学準備における最大の難関であるTOEFLを、1ヶ月でクリアした方法について、ご紹介します。
留学準備の最難関TOEFLを、1ヶ月でクリアした方法
11月後半:交換留学にはTOEFLが必要と知る。基準は87点
私は留学に行こうと思い立ったのが昨年の10月。
留学の出願期限は今年の2月だったため、それまでにTOEFLを受けなければなりません。
ヨーロッパには、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)という語学力の基準があります。
私の場合は、その中でB2ランク=TOEFL87点以上を取らないと、希望する大学に出願することができませんでした。
TOEFLは毎月4~6回程度開催されていますが、費用が$225(およそ25000円)と大変高額なため、1月に2回だけ受験をすることにしました。
今まで一度も受けたことがなかったのに、
準備期間はたったの1ヶ月というハードスケジュールに!
ちなみにライターAnは帰国子女ではなく、TOEICは5回ほど受けて780〜870点をうろうろするレベルの英語力。
TOEFLに換算すると75点ぐらいが妥当だと言われていました…。
12月上旬:公式問題集を購入
まずはTOEFLの形式を知るために、
TOEFL公式問題集「Official Guide to the TOEFL Test」を購入しました。
公式問題集には、問題の形式や採点基準などの細かい解説が載っており、各分野の例題+模擬試験3回分がついています。
CD-ROMをパソコンにインストールすれば、本番と同じようにパソコンを使って受けることも出来ます。
まずはこれを少しずつ始め、問題の形式に慣れていきました。
12月中旬:英会話塾の「無料TOEFL模試」で腕試し
Facebookで広告を見つけ、
英会話塾の「無料のTOEFL模試」を受験しました。
これは、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能の簡易版の試験を、本番さながらの環境で受けられるというもの。
形式に慣れるだけでなく、自分が今どのぐらいの点数が取れるのかを採点してもらえたり、無料でひとつだけ講座が受けられたりします。
この日に受けた無料模試の結果は75点。この点数を見て非常に焦り、これ以降の勉強に腰を据えて取り組むことが出来ました。
自分の弱い分野なども確認することが出来ました。
12月下旬:公式問題集を繰り返す・テンプレートを覚える
形式も把握したので、後は問題を演習し、苦手なところをとにかく埋めていく必要がありました。
私はリスニングが非常に苦手でした。
リスニングが苦手だと、「リスニング」のパートだけでなく、スピーキング・ライティングの中で聞き取りが必要な問題でも点を落としてしまいます。
そのため、毎日公式問題集のリスニングの問題を演習し、聞き取れなかったところをスクリプトで確認し、知らなかった単語をノートに書き出していきました。
もちろん
リスニングだけでなく、リーディングやスピーキング、ライティングも必ず1日1問は解くようにしていました。
また、TOEFLは形式や採点方法が特殊なため、高得点を取るための様々なテクニックが存在します。
代表的なのが、「スピーキングとライティングのテンプレートを覚える」というテクニック。
例えば、どんな問題が来ても、「I agree with ○○. I have three reasons for this. First,〜〜. Second, 〜〜. Finally, 〜〜. From these reasons, I support ○○」といったように、あらかじめ覚えておいたテンプレートに当てはめて答えるというものです。
これらのテンプレートを意識するだけで、ずっと伝わりやすい英語を話すことが出来るようになります。
このようなTOEFLテクニックを何個も覚え、実際に練習して経験を積んでいきました。
1月上旬:初めてのTOEFL受験!会場の雰囲気に戸惑う
ついに1月9日、TOEFLをはじめて受験しました。
TOEFLは朝10時から昼の2時までという長丁場、かつ途中休憩が10分しかありません。
練習通り頑張るぞ!と思っていても、途中で集中力が切れてリスニングが全く出来なかったり、得意のリーディングもまわりの雑音が気になって集中できなかったりと、正直納得のいく出来ではありませんでした…。
TOEFLは会場選びも重要で、個室のようになっていて全くまわりの音が気にならない空間から、まわりとの距離が1mぐらいしかない教室のような空間もあります。
予約する前に、会場の口コミを調べておきましょう。
1月中旬:結果発表。なんと初受験で89点!
2週間後のTOEFLに向けて勉強をしている中、1回目の結果が届きました。
ドキドキの点数は…なんと89点!
無事基準点をクリアしていました。
内訳をみると、リーディング27点、リスニング22点、スピーキング18点、ライティング22点。
点数が取りやすいリーディング・ライティングが順調に取れ、リスニング・スピーキングの苦手な分野は最低限の失点に抑えるという策が功を奏しました。
やっておけばよかったこと
無事点数を取ることは出来ましたが、やっておけばよかった!ということもあります。
それは、
模擬試験を本番と同じ形式で解くということ。
1回分の模擬試験について、今日はリーディング、次の日はスピーキング、というように分けて解いていましたが、本番と同じように朝から連続して解く練習をしておけばよかったと思いました。
また、TOEFL受験は周りの環境が必ずしも良いとは限らないので、カフェなど集中しにくい場所でトライするのもおすすめです。
まとめ:TOEFLに必要なのは、慣れとテクニック
今回は、ライターAnが1ヶ月の勉強でTOEFLをクリアした方法についてお伝えしました。
TOEFLはとにかく形式が特殊であり、日本人の苦手なリスニングやスピーキングなどを含んだ難易度の高い試験です。
とにかく短い期間でTOEFLの成果を出したいなら、まずは形式に慣れること。
そして、TOEFLに特化したテクニックをフル活用することが大切です。点数がほしいのなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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