フランス語のレベルを確認!パリで語学力テストTCFを受けよう!

フランス語の勉強

フランス語を勉強している人なら、TCFというテストのことを聞いたことがあるかもしれません。日本でも実施されていて16歳以上なら誰でも受けられるテストですが、もちろんフランスで受験することも可能です。

2018年4月、実際にパリでTCFを受けた経験をもとに、申し込みの手順や当日の流れについてご紹介します。

公的にフランス語レベルを証明するTCF

TCFとはTest de Connaissance du Françaisの略で、フランス国民教育省認定のフランス語実力テストです。フランスの大学への入学やフランスの企業への就職の際にも、公式な証明書として効力を発揮します。

テストは「聞き取り」「語彙・文法」「読解」の3分野で構成され、全体で約1時間30分、全問選択式です。仏検のように、特定のレベルを目指して受験するわけではなく、点数によってA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階でレベルを判定されます。つまり、不合格というのはありません。そういう意味では、英語のTOEICに近いと思います。かなり初歩的な問題も含まれているため、ある程度勉強している人であれば0点になることはないでしょう。また、別料金を払えば「作文」「口頭表現」のテストもあわせて受けることができ、私はこの2つも追加しました。

ただ、結果の有効期間は2年間のみ。あくまでも、受けた時点での一時的なレベル証明になるので、注意が必要です。

ちなみに、フランス語のテストでよく知られているものにDELF・DALFというものがあります。同じくフランス国民教育省が認定するものですが、これらはTCFと違い、目指すレベルを受験する仏検スタイル。つまり、合格か不合格かで結果が出ます。合格すれば、一生通用する資格として認められるため価値はありますが、TCFのように全問選択式ではないので、よりハードだと言えるでしょう。

私がTCFを受験したのは、国立大学付属語学学校に出願するためのレベル証明が必要だったからでした。当初、DELFとどちらにしようか迷ったのですが、とにかく何らかの公式なレベル証明があればよかったので、内容を比べてより難易度の低そうなTCFを選択しました。

フランス

ネットでできる受験申し込み

パリでTCFを受けるにはどこで申し込めばいいのか。私が調べた限りでは「ソルボンヌ文明講座」「アリアンス・フランセーズ」という両語学学校で可能でした。どちらも留学生に人気の学校なので、情報を探すのもそんなに難しくありません。

どちらで受けても変わりはないと思いますが、私は日程がよかったソルボンヌを選びました。申し込み方法は簡単で、ホームページの該当ページから希望日を選択し、名前や住所などを記入するだけ。支払いもオンラインでOKです。なお受験料は、オプションの作文と口頭表現も含めて200ユーロでした。

日程表を見る限り、どちらの学校でもバカンス時期などを除くとほぼ毎月実施しているようなので、思い立った時にすぐに受けられそうです。ただ、テスト自体に種類があり、フランスの大学への入学希望者用や、フランス国籍取得希望者用などに分かれているため、一般向けのものを受験したい場合はTCF TPを選ぶようにしましょう。

また、テスト形式には紙版とPC版があり、PC版の方が圧倒的に実施回数が多いようです。私は初めてだったので紙版にしようと思っていたのですが、気づいたときには規定人数に達していたため、PC版になってしまいました。

テスト当日の流れについて

テストが行われたパリ14区ソルボンヌ文明講座の校舎

テストが行われたパリ14区ソルボンヌ文明講座の校舎

まずは「聞き取り」「語彙・文法」「読解」の必須3分野から始まります。出題も解答もすべてPC上です。こういうテストは今まで紙でしか受けたことがなかったため不安でしたが、特別な操作は必要なく、PCの基本的な使い方を知っていれば戸惑うこともないと思います。

また、聞き取りについてはPC版でよかったなと思いました。というのも、各自がヘッドフォンをつけて音声を聞くので、みんなで一斉に教室に流れる音声を聞くよりはっきりと聞こえるからです。多くの日本人と同じように私も聞き取りが一番苦手なのですが、この方式が幸いしたのか、結果はいつもよりよかったので驚きました。

必須3分野の終了後は休憩があり、引き続き作文のテストが行われます。作文も手書きではなく、PCです。フランス語独特の「à」「ç」といった発音記号は、画面上でクリックすると出るようになっていたのでよかったのですが、キーボードの配列が日本のPCとは違うため、慣れていないと私のように打ち間違えて無駄に時間を費やすことになるかもしれません。でも、やっぱり手書きよりは楽だと思います。

午前中から始まってここまでがお昼に終了し、午後からは口頭表現のテストでした。面接官と1対1、1人あたり15分ほどで、事前に1人ずつ時間を指定されます。私は夕方の時間帯だったため、いったん家に帰って出直しました。試験官とのやり取りはすべて録音され、それをもとに採点が行われます。

フランス語

まとめ

海外でこうしたテストを受けるのは初めてでしたが、日本で受験する場合と特に変わったことはなく、心配する必要はないと思います。テスト自体が外国人を対象にしたものなので、分かりやすいシステムになっていることも安心材料ですね。

なお、PC版だったため、作文と口頭表現を除く必須3分野の結果はテストが終わった途端、その場でプリントアウトしたものをもらえました。すべてを含めた採点結果は大体2~3週間後に出るようになっていて、再びテスト会場となった校舎まで証明書をもらいにいきました。実施頻度が高く結果が出るまでにそれほど時間もかからないので、フランスに住んでいてレベル証明が必要になったとき、または実力を試してみたいときなどにはTCFを選択肢の一つにしてみてください。

参考:

・キャンパスフランス「フランス語学力テストTCF」

http://www.japon.campusfrance.org/ja/tcf-jp

・日本フランス語試験管理センター「TCF(フランス語学力テスト)」

http://www.delfdalf.jp/tcf_jp.htm

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この記事の著者

旅スルモノカキ(フランス留学中)

旅スルモノカキ(フランス留学中)

パリでフランス語を学習中の元社会人。日本で約15年働いていました。
フランス映画に魅せられてここまで来たため、勉強よりも映画館通いがメインの毎日です。

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