【ライターたちの知恵袋】留学の持ち物・決定版!!

what-to-bring1 総集編・第2弾の準備編です!今回は、留学の持ち物について、ライターたちの意見と私の独断によって、カテゴリー別に紹介していきます。  

はじめに

留学の荷造りをはじめる前に確認しておきたいこと。それは、持って行くものが「渡航先に持ち込み可能かどうか」です。基本的に持ち込み禁止なのは、可燃性の危険物や凶器などで、留学に必要な生活用品はほぼ該当しませんが、気になる方はこちらのサイトを確認してみてください。 合せて確認したいのが、渡航先の国が規定している持ち込み規制品です。外務省の海外安全ホームページの国別の安全対策基礎データから確認できるので、渡航前にチェックしてみてください。一例をあげると、英国当局の許可を必要とする主な物品のなかに「護身用具(スタンガン,催涙スプレー)」があります。以前、日本人留学生が護身用に催涙スプレーを携行していたことで、警察に身柄を拘束され,裁判にかけられた事例があるそうです。同じ留学生と聞くと、なんだか他人事には思えませんよね。「知らなかった」では済まされないので、何事も自分で調べる習慣をつけましょう。  

留学にマストなアイテム4選

短期から長期まで普遍的にニーズがあって、ライターたちの間でもよく挙げられていたものをチョイスしてみました。 what-to-bring2

クレジットカード ★★★★★

留学に行くなら絶対用意しておきたいのが、クレジットカード。学生だと利用限度額が低く設定されていますが、それでも両替の手数料などを考えると、カードでお買い物した方がおトクだと思います。海外では少額から利用可能ですし、大金を持ち歩くのは危険なので、もしまだ自分のカードを持っていなければ、留学のタイミングで作っておくと何かと便利です。 高校留学を経験したmmさんによれば、高校生でもクレジットカードを作れるようです。
高校生でも、留学するという事情をクレジットカード会社に話せば、家族カードを作ってもらうことができます。大金を持ち歩くのは危険です。アメリカではクレジットカードで大抵のお店で払うことができます。クレジットカードに海外キャッシュ機能をつければ海外で現金を下ろすこともできるので、便利です。(mm、アメリカ正規留学予定) 出典:長期高校留学!持っていきたいものリスト
また、以前クレジットカードに関する記事を書いたので、合わせて参考にしてみてください。 【必見!】留学には必須のクレジットカード処世術 【え!払えない!?を防ぐ】クレジットカードとの賢い付き合い方

日本食 ★★★★

堂々の一番人気・日本食!特に、レンジでチンするだけの白米や緑茶のティーバックなどが人気のようです。類似品やアジアの他国から輸入したものも売られていますが、味が微妙だったり種類が少なかったりと、やっぱりメイドインジャパンが一番!という声が多数でした。色々と持って行けば、友人と話のネタになったり、日本食パーティーを開いたりすることもできるので、おすすめです。 一方で、醤油やだしの素などの調味料はいらなかったという意見も。現地にあるアジア系のスーパーで購入可能なので、まったく問題がないのです。例えば、日本でもお馴染みのキッコーマンの醤油も、少し味を変えていますが手に入りますし、だしの素は完全に同じものです。お菓子のニーズには個人差がありますが、滞在期間が長くなればなるほど恋しくなる傾向が。ポッキーが「MIKADO」という名前で売られているなど、海外ならではの発見もあるので、色々と試してみるのもありです。 ロンドンであれば、ジャパンセンターという日本食スーパー兼フードコートがピカデリーサーカスにあるので、少々値段は高いものの、日本で売られているものがそのまま手に入ります。オンラインストアもあるようなので、イギリスに留学する人はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。 what-to-bring3

風邪薬、痛み止めなどの薬 ★★★

突然の体調不良、海外だとなおさら怖いですよね。特に留学初期や冬の時期は、環境の変化やストレスから体調を崩しやすくなります。いきなり海外の病院に行くのはハードルが高いと思うので、日本からいくつか常備薬を持って行って対処するのがいいでしょう。現地のドラッグストアで売っているものは、あまり日本人の体格・体質向けではないと言われているので、日本のものを使った方が無難かなと思います。しかし、なかには勇者も。ロンドンに短期留学したさわっちさんが、現地の薬局で風邪薬を購入・服用したときの体験談を載せています。こちらも合わせてご参照ください。

文房具 ★★

意外と多かったのが、文房具。「日本製は、デザインだけでなく、使い心地や機能も良い」「オーストラリアの筆記用具は質が良くありません。紙はペラペラ、鉛筆は書きにくいし、消しゴムは汚れを広げるだけ」など、男性ライターからの声が多数ありました。普段何気なく使っている物の使い心地が変わるのは、たしかにちょっとしたストレスかも。かさばるものでもないので、いくつかストックを持って行って、余ったら友人にあげるのもいいと思います。実際、日本製品のよさを知っている日本語学科の友人に喜ばれました。  

人によっては必要?な準必需品

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スキンケア化粧品

イギリスに留学していたMaiさんからのエントリーです。
イギリスでは、日本ほど「クレンジング→洗顔→化粧水→乳液」というような決まったスキンケアの流れがありません。そのため、渡英後すぐ自分の肌に合うスキンケア用品を探すのは厳しいかと思います。スペースに余裕があれば、予備が1つずつあると安心です。現地で買うとすれば「Boots」など、日本でいうドラッグストアのようなお店に行けば化粧品やトイレタリー用品一式が手に入ります。(Mai、イギリス、交換留学) 出典:イギリス長期留学に持って行ってよかったもの、持って行かなくてもよかったもの
私も使い慣れたものを使用したかったので、一年分のスキンケアセットを持って行きました。そのため、イギリスのスキンケア商品のラインナップについてはあまりわからないのですが、友人は「BODY SHOPが日本より安く買える!」と言って、ずっとそこの商品を使っていました。 ちなみに、シャンプーやリンスは現地のもので全く問題ないと思います。むしろ日本のシャンプーは硬水では泡立ちにくいので、現地のものを使うのがおすすめです。「水のせいで髪が傷んだ」という声も聞きましたが、私はむしろイギリスで髪のコンディションがよくなったので、個人差としか言えません…!生理用品も現地に売っているもので問題なく使えたので、大量に持って行く必要はないと思います。

フォーマルウェア

欧米の大学ならば、「Ball」と呼ばれるダンスパーティーが学期末に開かれます。Ballの時は、男子ならスーツやタキシード、女子はドレスと、みんなが正装して参加します。全員参加のイベントではないですが、せっかく留学したのだから、こうしたイベントを体験してみたいですよね!私はBallの時期にドレスを買いに出かけましたが、胸元や背中が開いたデザインだったり、ちょうどいいサイズのものが見つからなかったりと、ドレス選びにはかなり苦戦しました…。ドレスも安い買い物ではないので、自分のサイズに合ったものを持ってくる方がいいかなと個人的に思います。その他のクリスマスパーティーやちょっとしたフォーマルディナーにも使えるので、持って行って損ではないです。 あと、就活する人はスーツも持って行きましょう。キャリアフォーラムや現地でのインターンへの参加を考えている人は、絶対に持って行った方がいいです。  

これは意外!?あったらよかったもの

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日本のお金

結構な頻度で「日本のお金を見せてくれ」と頼まれることがありました。やっぱり異国の通貨を見るのが珍しいからでしょうか?留学生同士でも見せ合ったりもしましたねー。中には自国の通貨と交換してくれ!と頼んでくる人もいました。100%必要かどうかは分かりませんけれど、万が一のために日本円もあると心強い・・・かも?(Ray、アメリカ、交換留学) 出典:留学で役に立つ?立たない?持ち物のハナシ

計量カップ類

持って行けばよかった道具もあります。その一つは『計量カップ類』です。その理由は、日本とアメリカで使われている、単位の違いにあります。この違いで困るのは、重さを量る時、特に食材や調味料を量るときです。日本ではグラムやリットルで表示されますが、アメリカではオンスやティースプーンという独特の単位が使われます。最終的に慣れれば良いのですが、なかなか面倒くさいです。そんなわけで、日本から『計量カップ』を持って行くと助かる、かもしれません。(Ray、アメリカ、交換留学)

サランラップ

個人的なエントリーですが、留学中の発見の一つが、日本のサランラップの凄さでした(笑)ヨーロッパのは素材が弱く、オーブンで加熱しただけで、ヨレヨレのテロンテロンになってしまいます。日本のものが耐久性NO.1!!!!!!

お米が炊けるシリコンスチーマー

留学中は、日本米が恋しくなるもの。米を入手しても炊く手段がなかったら困りますよね…。そんな時に便利なのが、シリコンスチーマーです。私の友人が持ってきていたものですが、本当にうまく炊けるので私も持ってくればよかった…!と後悔したものです。イメージがつかない方のために、友人と同じものをAmazonで発見したので、リンクを貼っておきます。鍋で炊くという作戦もありますが、焦げやすいのであまりおすすめできません。あとは、中国人の留学生の炊飯器を使わせてもらうか、アジア系のスーパーで炊飯器を購入するかだと思います。  

お国柄!?なアイテムたち

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フード付きのコート

私はイギリスに行ってから、洋服のフードのありがたさを初めて知ることになりました。よく言われるようにイギリスでは雨が多いのですが、雨が降っても傘をささず、フードをかぶってしのいでいる学生をよく目にしました。雨+強風がセットなことが多いために、傘が壊れやすいのです。私ははじめの2ヶ月で6本もの傘を壊してしまい、フード付きのコートを持ってこればよかったと後悔しました。(Mai、イギリス、交換留学)
同感です!!!!!イギリスあるあるかもしれませんが、雨が降ったり止んだりが日常茶飯事なので、ちょっとした移動の時はフードを被るのが便利です。現地に長く住んでいる日本人の方が、日本に一時帰国して洋服を買い込むときは、フードの被り心地を念入りにチェックするので店員さんに不審がられる、と話されていたのを思い出しました(笑)

日焼け・日差し対策グッズ

オーストラリアなどオセアニア地域に留学する人は、日焼け止めやサングラスが必須です。日焼け止めは自分の肌と合わなかったら…と考えて、持参する人が多いようです。サングラスは現地で安く売られているものもあるものの、ほとんどがファション用で紫外線カットも微弱なのだとか。しっかり日差しをカットをしたい人は、日本で納得のいくものを買ってきた方が無難かもしれませんね。  

おわりに

いかがでしたか? 今回は、持ち物に特化してご紹介しました。まとめ作業をしていて、ライターの皆さんがけっこう同じようなものを挙げていたので、日本人留学生あるあるなのかなと感じました。特に「食」に関するアイテムが多かったので、やはり何かしらの日本食を持って行くことをおすすめします!  

参考サイト

外務省 海外安全ホームページ 国土交通省 航空「機内持込・お預け手荷物における危険物について」
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