ワーキングホリデー中に語学学校に通うメリット

ワーキングホリデー中の語学学校 私はニュージーランドにはワーキングホリデーで来ましたが、語学力をきちんと身につけたかったこともあり、語学学校に通いました。 今回は、ニュージーランドでワーキングホリデーをしながら通った「語学学校」についてご紹介します。

・NZLCって、どんな語学学校?

私が通った語学学校は、New Zealand Language Centres (NZLC)。 キャンパスはオークランドとウェリントンにあります。(以前はクライストチャーチにもありましたが閉鎖されています。) オークランドキャンパスはシティセンターの海に近いところにあります。メインスストリート(Queen St.)から5分ほどなので、立地はかなりいいです。
語学学校近くのハーバー
NZLC近くのハーバー
建物も綺麗ですし、ラウンジには電子レンジやお湯もあります。ランチタイムには日本食の移動販売があります。(結構人気で、さまざまな国の学生が列を作っていました。)各階にウォーターサーバーもあります。 学生数は350~多い時で500名にもなるそうです。1クラスの平均は12名程度。 建物1階にはカフェがあり、コーヒーやサンドウィッチなどを購入できます。また、バリスタコースを選択すると、そのカフェでインターンもできます。私はもう一つのウェリントンキャンパスには行ったことはありませんが、そこで学んだことのあるクラスメートは口をそろえて「オークランドよりもアットホーム」と言っていました。 オークランドキャンパスは学生数も多く活気があり、ウェリントンキャンパスはマイペースに学習したい人に向いていると思います。両校合わせて12週間以上申し込むと2都市間の航空券がもらえるので、数週間ずつに分けて両方に通う学生もたくさんいました。

・語学学校のレッスン

12週間通い、6人の講師の授業を受けました。もちろんどの講師もネイティブですが、国籍は様々でした。 NZ人(こちらの方は親しみも込めてKiwiと呼びます。)、イギリス人、アメリカ人、アラブ系、アジア系など国際色豊かです。オークランドは移民がとても多いので、街中で様々なアクセントを持った人に出会います。違ったアクセントの講師に教えてもらうことで、いろいろなアクセントに慣れることができました。一般的に日本人はアメリカアクセントに慣れているので、その他のアクセントを勉強するいい機会になりました。 また、学生を楽しませることが得意な講師が多かったです。厳しさにはばらつきがあり、英語以外の言語で話しているとすぐに注意する講師もいれば、何も言わない講師もいました。 午前の授業(Reading, Grammar, Writing)は基本的にテキストに沿って行い、午後の授業(Speaking, Listening)はプリントなど日によって講師が用意した教材を使います。どちらの授業もグループワークやペアワークが多いので、教室内では同じ国籍の人とは近い席にならないように座ったり、講師が席を指定する場合もありました。個人的に書いた英文(日記や履歴書など)を講師に渡して添削してもらうこともできます。

・国際比率

語学学校のクラスメイト 学生の国籍は、アジア(日本/韓国/中国など)と南米(コロンビア/ブラジルなど)がほとんどです。ヨーロッパ(スペイン/スイス/フランス/ドイツ/イタリア)も少しいます。 ※国際比率については、私の感覚だとどの学校もレベルによってかなり差がある印象です。公開されている学校全体の国際比率が良くても、ふたを開けてみると日本人やアジア人ばかりだった、という話もよく聞きます。 特にIntermediate(中級)まではどの学校も日本人が多いです。それ以上になるとぐっと日本人率が低くなり、Upper Intermediate(上中級)、Advanced(上級)には日本人はほとんどいなくなり、代わりにヨーロッパ出身者が増えます。

・放課後のアクティビティでレベルアップ

語学学校のアクティビティ

月曜日 Conversation Practice

名簿に名前を書けば誰でも参加できます。週替わりで担当の講師が一人いますが、学生の数が多いので、講師との会話練習というよりは学生同士の会話練習になります。違うクラスやレベルの学生と出会ういい機会です。

火曜日 Job Preparation Workshop

とても参考になりました。ワーホリで働く人が必要な情報が得られます。労働者番号(IRD No.)の取得方法や履歴書(CV)の書き方、インタビューのコツなどを教えてくれます。

水曜日 Sports

バスケットやサッカーなどのアクティビティです。あまり英語の練習にはならなそうな印象でしたが、スポーツは言葉があまり通じなくても楽しめ、友人を作るのにいいと思いました。

木曜日CV check

こちらも非常に役に立ちました。火曜日のアクティビティを参考にCVを作成し、ネイティブの講師に確認をしてもらえます。NZではCVのレイアウトに特に決まりがないので、どんなことをどういう風に書いたら効果的なのかアドバイスをもらえることはとても参考になります。私はここでチェックしてもらったCVで仕事に就くことができました。

金曜日

午後の授業がないので、特別なアクティビティがあることが多いです。スカイタワーに割引(25ドル→15ドル)で登れたり、映画鑑賞、マオリ文化体験、クッキングなどです。無料のものもありますが、有料のものもあります。

・語学学校では英語以外禁止!でも実際は・・・

English Only Policyはあまり機能していませんでした。 特に廊下やラウンジでは日本語、韓国語、中国語、ポルトガル語、スペイン語が飛び交っていました。友人の話では授業中に母国語で話してしまう学生もいたそうです。私が通った間で1週間だけEnglish Only Weekという、英語以外の言語は全面禁止で、話すとレッドカードをもらい罰ゲームをするという週がありましたが、その週の間ですら英語以外で話している人はいました。 English Only Policyとはいっても、どの程度、厳しいかは語学学校によるようです。 ただ、学校スタッフの方は皆優しく、頼りになります。講師同士の雰囲気も良かったです。

・語学学校に通って、英語力は上がったか?

語学力アップ 最後に、最も重要な英語スキルの向上についてです。 私はUpper Intermediateからスタートし、Advancedで卒業しました。入学時は、講師が言っていること(多分わざとわかりやすい英語ではっきり話してくれていたと思います。)は理解できるのですが、ホストファミリーや学校の外で出会うKiwiの言っていることはあまり理解できませんでした。 私はスピーキングが特に苦手で日本語で考えてから英語に訳して発言していたので、とてもスムーズな会話はできませんでした。 しかし、12週間学校に通った結果、大抵の日常会話はできるようになりました。もちろんすべてスムーズにいくわけではありませんが、一番の収穫は“英語を話すことに抵抗がなくなったこと”です。 特にAdvancedクラスの講師がスパルタで、とにかくたくさん話すことを求められました。トピックもただの日常会話のようなものだけでなく、日本語でも答えるのに時間がかかるような深い内容のものが多かったです。どう言ったらいいかわからない時でも、容赦なく名指しで「あなたはどう思うの?」と聞いてきます。それを繰り返すうちに、授業に比べると日常会話が簡単に思え、普段の生活で英語を話す抵抗が全くなくなりました。 12週間を振り返ってみて、NZLCを選んで本当によかったと思っています。語学学校に迷われているのであれば、ぜひおすすめしたい学校です。

・語学学校での食事とファッション

embassy近くのK Road

<食事>

オークランドは外食が高いので、語学学校の学生のほとんどはランチボックスを持ってきます。 スーパーなどにランチボックス用タッパーが中くらいのものが5ドルほどで売っていますが、日本のお弁当箱のようなしっかりしたものは売っていません。荷物に余裕のある方はお弁当箱や、お弁当用箸セットなどを持ってくるのもいいかもしれません。(タッパーでも全然気にしないという方は不要です。) 昼食後は歯を磨く学生がとても多いので、携帯歯ブラシセットも役に立ちます。

<ファッション>

学生の服装はみんなカジュアルでラフです。 ヒールを履いている学生は2~3人しかみたことがありません。動きやすくて、洗濯に強い衣服を多めに持ってくることをおすすめします。

・おまけ:その他のニュージーランド大手語学学校

ニュージーランドの語学学校

・Embassy English キャンパス:オークランド

アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスにもキャンパスがあるワールドワイドな語学学校で、電子黒板を使った最先端の授業が売りの学校です。 English Only Policyはあるそうなのですが、厳しくはないそうです。オークランドシティセンターに位置しているので便利な反面、学校の目の前のストリート(通称K Road)は夜は治安が良くないことで有名です。私もよく通るのですが、カフェや日本食レストランなどがたくさんあり、大きめのアジアンスーパーマーケットもあります。昼間通る分には全く問題はありません。

・Kaplan International English キャンパス:オークランド

アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリス、アイルランドにもキャンパスがある大規模な語学学校です。 こちらの学校の特徴は何と言ってもテキストがオリジナルということです。私が通ったNZLCを含め多くの語学学校が市販の教材を採用する中、カプランはテキストを独自に開発し、授業に取り入れています。一度この学校に通う学生にテキストを見せてもらったことがありますが、文法などもしっかり勉強できる内容になっていました。ただテキストの量が膨大です。1レベルにつき10週間でテキスト5冊を終えるプログラムなので、2週間に1冊のペースで授業を進めます。ですので、こちらの学校は長期学習者に向いていると思います。 English Only Policyについては、他国のキャンパスはペナルティがありかなり厳しいそうなのですが、ニュージーランド校は注意程度だそうです。キャンパスはAuckland Domainという大きな公園の近くにあります。シティセンターからは少し遠いのですが(徒歩30~40分くらい。バスはたくさん出でいます。)、人気エリアのNewmarketや、Parnellというおしゃれな通りに近いです。シティセンターよりは閑静な場所にあるので、静かに学習したい人におすすめです。

・Worldwide School of English キャンパス:オークランド

こちらの学校はNZLC同様、ニュージーランド限定の語学学校で、他国にキャンパスはありません。 特徴は、とにかくアクティビティが盛んであることです。先生がアクティビティに参加したり、外部のバーにみんなで行ったりと、学校側が学生同士のコミュニケーションを増やす工夫をしています。楽しさ重視の方に向いていると思います。 私のフラットメート(アパートをシェアしている人です。)が通っている学校でもあるのですが、講師によって授業の質にかなりばらつきがあると言っていました。キャンパスはシティセンターのメインストリートから徒歩7、8分のところにあります。近くには24時間の大型スーパーがあり、学校とメインストリートの間周辺にはおしゃれな洋服屋さんなどもあります。 ワーキングホリデーにしても、語学留学にしても、やっぱり語学学校選びは大切です。 自分が何のために留学するのか?何を身につけたいのか?をよく考えて、語学学校を選びましょう。 留学エージェントにパンフレット取り寄せ

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