美大生気分? 交換留学で座学でない芸術を

美大生気分? 交換留学で座学でない芸術を

交換留学先でどんな授業を取ろう。そう悩んでる方も多いと思います。そんな時におすすめしたいのが、「日本ではなかなか取れない授業」を選ぶこと。私の一押しは、「スタジオアート (Studio Art)」。つまり、座学でないアート。制作・実技です。

アート・芸術を学ぶ

日本の大学で出来ないことを楽しむ

絵を描きたい、彫刻を彫りたい、映画をつくりたい。日本の総合大学はそんな思いには応えてくれません。そんなことがしたいなら、美大や専門学校へ。それが日本の大学です。美術の授業はありますが、座学がほとんど。西洋美術入門、というのような講義。教授がひたすら語り、学生が眠る。そのような光景を思い浮かべる方も多いかもしれません。

交換留学が与えてくれるチャンスはいくつもあります。語学力の向上、外国人の友達、異文化に触れる。そんな中で案外忘れ去られている機会、それが「日本ではなかなか取れない授業」です。

大学の教室

リベラルアーツカレッジ×芸術

今回は私の実体験を挟みつつ、アメリカのリベラルアーツカレッジで学ぶ、スタジオアートについてご紹介したいと思います。

リベラルアーツカレッジでは基本的に物理から文学まであらゆるクラスで学ぶことができます。正規学生の場合、専攻(Major)や副専攻(Minor)の中である程度の縛りがあります。政治学専攻として卒業するためには、この科目とこの科目を取らないといけない、あの科目に手を出している時間はない、といった縛りです。交換留学生の場合、派遣元大学の制度によりますが、ほぼ自由。あらゆる専攻の科目を履修できます。

そこで、スタジオアート。リベラルアーツカレッジはあらゆる制作芸術の授業を開講しています。

アメリカの大学のキャンパス

どんな授業があるの?

スタジオアートと言われても、どんな授業があるの?そんな方のために、少し具体的な授業名を見てゆきましょう。私の留学していたリベラルアーツカレッジ、ワバッシュ・カレッジ(Wabash College)の例を紹介します。

ART 125 (Drawing):素描、デッサンの授業です。人物から静止物まで様々な絵を、木炭、鉛筆、筆、チョークなどを使って描きます。

ART 224 (Photography):写真の授業です。カメラとフィルムが与えられ、課題ごとに写真と取り、自分で暗室で現像し、作品を提出します。

ART 227 (Sculpture):彫刻の授業です。石膏にはじまり、金属を高熱で曲げて作る彫刻など様々な種類の彫刻を作ることができます。

ART 229 (New and Expanded Media):媒体にとらわれず、あらゆるジャンルの芸術作品をつくります。映像作品、アニメーション、コラージュ、インスタレーションなどを制作しました。

アート・芸術を学ぶ

これらはすべて私が取っていた授業です。このほかにも、美術とは少しズレますが、音楽、舞台、脚本の授業もありました。大学によっては、映画製作なども行えます。ダンスや演劇の授業に熱中している友達も多く見かけました。留学先のシラバスをチェックして、どんな授業が開講されているかみてみてください。

しかも、日本の美大のように実技の試験を受けないと、入学できないというわけではありません。どんなに下手でも、心配無用です。

アート・芸術を学ぶ

単に楽しいだけじゃない! スタジオアートの魅力

ただ単に楽しい!という以外にも、スタジオアートを学ぶメリットは山ほどあります。

1.友達を作りやすい

概して、友達はつくりやすいです。私の場合、現地学生の友達を多く作ることができました。アジア系の学生があまり多くなく、固まることがなかったこと。作品で語り合えること(語学力が今一つでも認め合い、仲良くなれます)。ペアを組まされ、お互いがお互いのモデルになることなど、理由はいろいろです。芸術を語り合うことで、仲は自然と深まります。

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2.超少人数制

リベラルアーツカレッジの授業は少人数制で有名ですが、スタジオアートは特にその傾向が強いです。私が取っていたPhotography(写真)の授業では、学生数は8人ほど。それに対し、教授は芸術専攻の責任者でした。教授との距離が非常に近く、一人ひとり、親身な指導を受けることができます。個人指導のクラスもあります。

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3.フィールドトリップが多い

無料でいろいろなとこに行けます。絵や写真の題材が必要だからです。動物園や林道、近くの大都市(私の場合、インディアナポリスやシカゴ)など。勉強のために美術館にも行きます。アメリカ三大美術館のひとつ、The Art Institute of Chicago(シカゴ美術館)では、クロード・モネ『睡蓮』やゴッホ『自画像』、エル・グレコ『聖母昇天』など世界的に有名な絵画を近い距離で観ることができました。長時間絵の前に座りデッサンをするのも自由です。

アート・芸術を学ぶ

 

美大生気分の留学生活を!

いかがでしたでしょうか。留学というと、勉強が大変で、毎晩図書館で夜遅くまで勉強するイメージがある方も多いかもしれません。スタジオアートづくしの私は、芸術学部のスタジオで夜遅くまで作品に取り組んでいました。スケッチブックを持ち歩き、まさに美大生気分です。せっかくの留学です。日本でも学べるものを学んでいたのではもったいない!一味違う留学生活を楽しみたい方は、「スタジオアート」。検討してみてはいかがでしょうか。

アメリカの大学で芸術を学ぶ

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この記事の著者

Leo

Leo★アメリカ大学(男子校)1年間

イタリア生まれの日本育ち。大学2年次から3年次にかけて1年間、アメリカ中西部の男子校に留学。国際関係、紛争、芸術(制作)を学ぶ。留学中は自転車部と民族音楽サークル所属。趣味は自主映画製作。イギリスの大学院へ進学予定

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