【イギリス留学】授業では発言必須!リーディングの量は?

イギリスの大学のリーディング イギリス、ウエストミンスター大学に1年間留学していました、えりです。 皆さんは留学先でどんな授業を取りたいですか? 私の留学プログラムは二期に分かれていて、前期が語学(英語)の授業、後期が専門分野(正規)の授業を取れるようになっていました。 今回は、この専門分野の授業を中心に、イギリスの大学の授業ってどんな感じなの?課題はどのくらいあるの?といったお話を私の経験を交えてお伝えしていきます!

シラバスから授業を選ぼう

授業の一覧はオンライン上のシラバスで見ることができます。 海外留学生はある程度学部をまたいで授業を選ぶことができますが、基本的には自分の専攻科目(Major)を中心に選ぶことが推奨されています。 取る授業数は3~6つまでと決まっており、海外留学生は4つ取ることが標準でした(大学により異なります)。 私は日本でジェンダー学を専攻しているので、ジェンダーを中心に人文科学系の授業を4つとりました。 もし迷ったら、大学の留学生専用のスタッフが相談に乗ってくれるので、自分の英語力や専門レベルに合わせた授業を選ぶことができます。 取る授業が決まったら、ウェブ上の科目登録システムで期日までに申請して、登録に成功するとメールで時間割が送られてきます。 この辺りは日本の大学と似ているのではないでしょうか。

講義+セミナーで1セット

1つの授業は【Module】(モジュール)とも呼ばれ、講義と少人数セミナーの2つがセットになっています。 講義もセミナーも各1時間半なので、1モジュールにつき計3時間の授業を毎週行うことになります。 私の場合は4つモジュールを取っていたので、講義とセミナーで計8コマ。 週3日大学へ行き、一日に2~3コマの講義かセミナーを受けていました。

講義

大教室での講義で、人数は50~80人程度です。 授業によりますが、事前にパワーポイントとリーディング課題がダウンロードできるようになっていて、それらをベースに講義が進んでいきます。 私の取っていたジェンダーの講義は、毎回録画されウェブ上で見られるようになっていたので、もう一回聴きたいときや病気で休んでしまった時でも便利でした。

セミナー

10~20人程のクラスで、講義への質問やディスカッションを中心に行います。 グループワークで発表をしたりするので、とにかく英会話力が鍛えられました。 自分の意見を述べるような時でも、なぜ?理由は?といったことを深く聞かれるので、論理的に説明する必要があります。 イギリスの大学の講義 私の留学していた大学は海外留学生の多い所で、様々な国の学生の意見が聴けて興味深かったです。 例えばコミュニケーションの授業のセミナーの中で、【宗教によるマナーの違い】についてお互いインタビューをしたのですが、イスラムやカトリックの学生に話を聞いてみると、普段の生活や大切にしている価値観についてしっかり意見を持っていることが分かります。 一方、私も日本の神道や仏教についてよく聞かれたのですが、上手く説明することができず、留学に行く前に調べておけばよかったと少し後悔したりしました。 セミナーではどんどん自分の意見を言うことが大事なので、日本の文化や歴史についてきちんと知識があれば、より説得力のあるディスカッションができると思います。

出席確認

イギリスの大学は【independent learning】(自主学習)と【self-management】(自己管理)が基本なので、授業に出るのも休むのも学生個人の責任で判断します。 なので、出席日数は評価に含まれない場合が多いのですが、海外留学生は少し話が違ってきます。 イギリス留学には【Tier4】と呼ばれる学生ビザを取る必要がありますが、 このビザは留学中に授業への出席状況や成績が著しく悪いと取り消されてしまうことがあります。 ビザを発行するのはイギリス政府ですが、管理は留学先の大学が行うため、授業の出席状況は厳しくチェックされます。 私の大学では、各教室にIC付き学生証をタッチする機械があり、毎回それで出席を取っていました。 3回連続で休むと自動で警告メールが送られてくるそうです。

課題提出もオンラインで!

イギリスの大学の授業はとにかく課題が多く、毎週10~30ページほどのリーディングを読んで授業に臨まなければなりません。 加えて、中間レポートと期末レポートを課している授業が多く、それぞれ1000語~2000語ほど書くことになります。 完成したレポートは印刷をせずに、全てオンライン上のシステムを通して提出します。 多くの大学で使われているのが、【Turnitin】というシステムです。 ここにレポートをアップロードすると、オンライン上の文献から自動で引用がないかどうか調べられます。 コピーアンドペースト部分が赤文字になり、レポートの何パーセントが引用か表示されるので、教授が剽窃(ひょうせつ)防止でこのシステムを使いチェックします。 しっかり引用元を明記している場合でも、一般的に全体の20%を超える引用は好ましくないとされているので、ある程度自分の言葉で書き換える必要があります。 イギリスの大学の課題提出システム

単位換算について

私がいたウエストミンスター大学では、1つの授業(モジュール)で【20単位】を取ることができます(中には15、30単位の授業もあります)。 私は半期で4つのモジュールを履修していたので、80単位を取ったことになります。 そして帰国したあと、私の場合は【留学先の20単位=日本の大学の4単位】で単位を変換することができました。 留学中の単位がどの程度変換できるかは、所属している学部や、専攻に関係する授業を取っていたかどうかで大きく変わってくるそうです。   イギリスの大学生は、自分で学習計画を立て、授業でも積極的に発言することが求められます。 事前に自分が取る授業の課題や単位をしっかり調べて、充実した留学生活を過ごしましょう!

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