本当に大変?イギリス大学院の実態

イギリス大学院

こんにちは!イギリスに修士留学していたはらしょーです。

私はイギリス留学に行く前、大学の教授や留学カウンセラーに勉強が大変、、、、とかなり脅されました。

今回ここでは実際イギリス大学院での勉強はどうなのかという事を書いていこうと思います。

授業

イギリス大学院の授業

大学院に入学して、最初の難関は授業です。

いくら既定のIELTSのスコアをクリアして大学院に入学しているとはいえ、最初から授業についていくのは帰国子女や数回の留学経験者ではない限り厳しいと思います。

私は最初の授業で、先生に「学部では何を勉強していたの?」と聞かれたのですが、まったく聞き取れませんでした。。。。(笑)

このように簡単な会話さえ、初めは厳しいのです。

私のインドネシアの友達も初めはすごく苦労していました。彼は毎回授業を録音し、その日の夜に聞き直していたようです。

私は数回録音したのですが、面倒で一度も聞き直しませんでした(笑)

私が思うに、一番重要なことは早く自分のコースの友達を作ることです。

私はたまたま隣の部屋の人が同じコースでとても仲良くなり、わからない時は毎回聞いていました。

自分でどうにかしようと解決する努力も大切ですが、留学では効率よく勉強していくことが非常に重要だと思います。

どんなに時間をかけて勉強をしたとしても、その内容が間違っていては意味がありません。

100%で講義の内容が理解できない以上は、自分だけの力ではなく、質問出来る人を作ることが大切だと思います。

ちなみによく言われていることなのですが、約三ヶ月で英語の授業に慣れてきます。

私は初めは40%ほどしか理解できなかったのが、三ヶ月でだいたい60~70%ぐらいは授業の内容が分かるようになりました。

授業内グループワーク

イギリス大学院のグループワーク

イギリスの大学院では一つの科目にレクチャーとセミナーがあります。

例えばマーケティングの授業があったとすると、レクチャーでインプットを行い、セミナーでグループワークでアウトプットをします。

日本だと個人ワークや講義形式がメインになりがちですが、イギリスではセミナーに倍の時間を掛けます。

そのため、レクチャーの内容の理解と、セミナーの予習が必須です。

下準備が無い状態でのセミナーの出席は本当に何もできなくなるのでそこに注意は必要です。

日本語でも難しいグループワークのアウトプットは、準備無しでは間違いなく撃沈します。(笑)

ただとんでもない難しい問題をやるかというとそうではなく、指定の参考文献などを読めば理解できるものです。

ポイントは全てをしっかり網羅するのではなく、レクチャーの内容を理解したうえで、その知識を使えるようにしておくことだと思います。

なのでインプットを完璧にするのではなく、70%程度の理解でも、アウトプットの練習をしておきましょう。

このセミナーのグループでプレゼンテーションを行ったりするので、毎回手を抜かずグループワークを行いましょう。

課題

イギリス大学院での課題

英語でアサインメントと言われるものです。私はこれにかなり悩まされました。

イギリスの大学院は2学期制です。

学期セメスターと呼ばれ、1セメスターごとに、3つの教科を履修します。

私の場合。すべての教科にアサインメントがありセメスター終わりに提出します。

文字数はだいたい3000~5000ワードでした。

IELTSライティングのPart.2が250ワードなので、それと比べるといかに大変か分かると思います、、、(笑)

アサインメントにも書き方のコツがあり、書くスピードが格段に上がります。

闇雲に始めるのではなく私は

1.ブレインストーミング

2.参考文献のピックアップ

3.情報を揃えたうえでアサインメントの全体像を考える(イントロから結論まで)

こんな順番で取り組んでいました。

またイギリスの大学はアカデミックライティングが非常に厳しいので、引用の書き方が非常に厳格です。

私の学校はHarvard styleという書き方でした。

学校の方針に沿った書き方を守らなくてはならないので、事前に確認が必要です。

とてもややこしいので慣れるまで本当に苦労しました、、、、

しかし、、、、!インターネットには私のような困った学生を助けるツールが存在します!

それが、、、、コチラ!!!

Cite this for me

uk_sh_masters02

読んで字のごとく、文献名を入れれば全部引用してくれます。

後はそれをコピーして自分の引用リストにコピーするだけ!

ほんとに助かりましたCite this for me。。。(笑)

正直、私もはじめからこのサイト知っておきたかったです。

これはイギリスの学部での留学も同じですので、活用して下さい!

修士論文

イギリス大学院の修士論文

これが最後の関門です。

英語でディザテーションと言います。

これを取れれば晴れてマスターなのですが、、、これがまた大変です。

ちなみに私の修士論文は15000文字でした。

イギリスは1年間で修士が取り終わるので、1セメスターの初めから修士論文のテーマを決める授業があります。

この授業では、留学生にも分かりやすいように1から丁寧に書き方を教えてくれます。

また学生一人につき一人のスーパーバイザーと呼ばれる、修士論文の相談をするチューターが付きます。

この先生と話し合い、一年かけて作り上げるのが修士論文です。

ベースの知識が必要となるので、1セメスターの終わりに全体の下書きとなるプロポーサルを提出します。

これが全体の評価の20%です。つまり本番の修士論文が80%で、合わせて100%で評価します。

修士論文はテーマを決めた後、そのテーマで今まで研究されたことをまとめます。これがLiterature reviewと呼ばれ、論文全体の約3分の1をこれに割きます。

その後Primary researchと呼ばれる調査を行い、最後にその調査で集めたデータを分析し結論を書くといった流れです。

なのでLiterature reviewはがうまくいかないと全てが台無しになります。

とくにイギリスはアメリカに比べて先行研究を重視しているので、いかに自分の研究分野の文献を読むことが大切になります。

そのためイギリスの大学生や院生はかなりの量の文献を読みます。

しかし安心して欲しいのが、一冊すべてを読むわけではありません。

自分の必要な情報をピックアップするといった感じです。

私は行く前に年間100冊本を読まなくてはいけない!と脅されましたが文献数の事だと思います。

私の卒業論文も文献数が約80以上でしたが、2、3ページだけを使ったものもあります。

15000ワードというと不可能な数に聞こえますが、実際にアサインメントをこなした後だと、可能な数というのが実感出来ると思います。

まとめ

イギリス大学院

ざっくりとイギリス大学院の勉強について書いてみました。

勉強が大変か?と聞かれたらもちろん大変でしたが、私は”楽しかった”のほうが強いです。

本気で勉強してるからこそ楽しいといった部分もあると思いますし、イギリスの教育の質は日本に比べてとても質が高いです。

何か勉強したい事がはっきりしている人にはとっても向いていると思います。

遊びに勉強に、とっても充実した生活が送れるイギリス大学院!

私は皆さんに胸をはってオススメします。

大学院に進学するほどであれば、ある程度の語学力はあるかと思いますが、留学前に語学力をしっかり伸ばしておくことは大切。留学エージェントさんでも進学準備をサポートしてくれる会社があるので、活用してみるのもお勧めですよ。

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