ドイツの語学学校に短期留学してみた

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こんにちは!ベルリンに留学中のしおりです。今回は、私がドイツに着いてから大学が始まるまで通っていた、ドイツ語の語学学校について書きたいと思います。

英語+αで現地語を学ぶ

語学留学にしろ、他の目的があるにしろ、せっかく非英語圏へ留学するならその国の言語をマスターして帰りたいですよね。例え、大学の授業を英語で受けるとしても、日々の生活に現地語が必要なことはもちろんですし、現地語ができれば、授業の選択肢や読める本、現地の人とのコミュニケーションを通じて得られる情報も格段に増えます。

私自身、ドイツ語に関しては、日本の大学の授業で軽くやっていただけだったので、ほぼぶっつけ本番な状態でした。

正直、ベルリン市内なら英語が基本的に通じるので、ドイツ語ができなくても生活できないわけではありません。ただ、上記の理由から英語だけではなくドイツ語もしっかり使えるようになりたい。というわけで、ドイツの長い夏休み(10月中旬まで!)を利用して、Deutsch Akademieという民間の語学学校に通うことにしました。

授業形式

通ったのは、1日3時間×週5日、三週間のインテンシブコースです。入学時に受けるテストに応じてレベル分けがされ、私はA1.2レベル(全く初心者ではないが、単語や文法を多少知っている程度で、簡単な会話にも不安が残るレベル)に入ることになりました。

20代前半のドイツ人の先生は、普段は大学院で勉強していると言っていたので、たぶん日本でいうバイトですね。生徒のことを常に気にかけてくれる、とっても優しい方でした。

授業中、彼女は基本的にドイツ語しか話しません。本当にみんなが理解していなさそうなときだけ英語で補足してくれますが、ドイツ語でドイツ語の説明をするのでかなり耳がドイツ語に慣れます。

また、生徒もそれに倣ってドイツ語で質問やコメントをしたりするので、たまに誰も何も言っているのかわからない状況になりましたが、それもそれで楽しかったですね(笑)

教科書はドイツ語を学ぶ人なら誰もが一度は手に取るであろうHueber-Verlag出版社のMenschenというもの。教科書に出てくる文法を学びつつ、コミュニケーションやリスニングの機会もたくさんあり、かなり濃密な3週間でした。

特に印象的だったのが、実際に生活で使うことを想定して文法や単語を教えてくれた点です。例えば、家事にまつわる単語を一気に学んだり、丁寧な質問文についての文法を、街で道案内をしてもらうことを想定しながら学んだり。

また、先生は、生徒からの○○ってなんていうの?といった質問から話を広げて、ドイツに関する様々な話をしてくれました。このように、教科書や文法書に出てくるお堅いドイツ語だけではなく、先生にとって身近で日常的な、生きたドイツ語を学べた点も印象的でした。

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クラスメイトたち

生徒は全部で10人。出身は、トルコ、エジプト、インド、オーストラリア、アメリカ、韓国、イタリア、パキスタン、日本とバラエティ豊か。歳はだいたい20代~30代前半で、ドイツに留学しにきている人や、働いている人が多かったです。

彼ら彼女らと授業を受けていて特に感じたのが、語学学習の手法の違いです。

一般的に、日本での語学学習は文法理解から始まります。まずは構造を知ってから、書いたり話したりすることによって定着させていきます。一方で、語学学校にいた人の大半は、最初は文法などを気にすることなく聞いたり話したりして、後からそれを文法に落とし込んで理解していたように感じました。

教科書も後者の学習方法に対応していて、例文や会話文で、まだ出てきていない文法や難しい単語がどんどん出てきます。日本の教科書のように、会話文が「This is a pen.」から始まったりしません。道に迷ったり風邪をひいたり、パーティで楽しんだり、様々な日常的なシチュエーションでの会話を聞いて、その中からレベルにあった文法や単語のみをピックアップして学習するという形式でした。

だから、みんな最初は間違えてても話しまくります。何言ってるのかよくわからない人もいます。だけど、習ったことを生かしながら、どんどん話しまくって、音にも慣れて、気が付いたら使えるようになっています。常に「使う」ことを意識し、言語を、生きたコミュニケーションツールとして学びにいっている印象を受けました。

効果は??

さて、3週間の結果、私の語学力は伸びたのでしょうか…??

答えはイエスです。以前よりも街で聞くドイツ語が分かるようになりましたし、何よりも、ドイツ語を「話してみよう」という気になったことが一番大きな収穫でした。文法や単語を新しく知ったということもありますが、何よりもクラスメイトからの刺激と彼ら彼女らの姿勢にきちんと答えてくれる先生のおかげです。せっかく学んだんだから使ってみたい!という心持ちで、楽しくドイツ語で話せるようになった気がします。

語学学校が終わった後に受けた試験で、ドイツ語のレベルがA2に上がったのも、語学力がしっかり伸びた証拠ですね。

まとめ

民間の語学学校のいい点、伝わったでしょうか…?

実は、私が民間の語学学校に通った背景には、留学先の大学が提供していた夏休み中の語学コースに入るのには私の語学力が足りず、自分で探さざるをえなくなってしまったというのがあります。今は、語学学校に通ってレベルがあがったおかげで大学のドイツ語の授業を受けることができているのですが、Deutsch Akademieがかなり懐かしいですね…!

大学の授業も十分楽しくてしっかりしているのですが、両者を経験している身として、語学学校と大学での語学学習を比較して言えるのは、授業の濃密さと生徒の多様性、コミュニケーションの多さという点で、民間の語学学校が勝っているということです。

ただ、民間の語学学校にはそれなりのコストがかかります。私の場合は3週間で225€でした。

両方を経験してみて得られる学びも大きいので、もしお金と時間に余裕があるのなら、少し早めに着いて語学学校に行ってみることをお勧めします。人の輪も広がり、言語学習についても色々な角度から考えさせられますよ!

ドイツ語学学校はこんなところがある

私が語学学校を探していた時にメールで問い合わせたところの一覧です。移民や難民が多いお国柄、民間から公的なものまで、ドイツ語を学べる機会はかなり沢山あります。もしよかったら参考にしてみてください!

DeutschAkademie Sprachschule Berlin GmbH

Bayreuther Str. 8, 10787 Berlin, Deutschland

http://www.deutschakademie.de/

私が通ったのはここです。ドイツ語圏にいくつか教室があるようです。

ベルリン市内なら、AlexanderplatzとKreuzbergの二か所にあります。

die deutSCHule GmbH

Karl-Marx-Straße 107, 12043 Berlin

http://www.die-deutschule.de/en/

若者に人気の街、Neuköllnにあります。

Goethe-Institut Berlin

Neue Schönhauser Straße 20, 10178 Berlin

https://www.goethe.de/ins/de/ja/kur/ort/ber.html (日本語版HPです!)

ドイツ語を勉強している人にはおなじみのゲーテ・インスティチューション。

ドイツ語圏にも沢山教室があります。

Hartnackschule Berlin

Motzstrasse 5, D-10777 Berlin, Deutschland

http://www.hartnackschule-berlin.de/en/index.html

地下鉄でよく広告を見ます。長い歴史がアピールポイントのようです。

Institut für Internationale Kommunikation e.V.

Herzbergstraße 87-99, 10365 Berlin

http://www.iik.de/

本部はベルリンの郊外にありますが、授業は全て中心部のベルリン工科大学で行われるようです(2016.9時点での情報)。留学先以外の大学を覗けるいい機会!

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この記事の著者

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しおりドイツのベルリン自由大学に交換留学中

国際基督教大学(ICU)の3年生で、カルチュラル・スタディーズと国際関係学を専攻

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