学費が格安!フランス パリ・ナンテール大学付属語学学校に応募しよう!

フランス パリ・ナンテール大学付属語学学校

語学留学を考えたとき、やっぱり気になるのは学費。パリにはフランス語を学べる学校がたくさんありますが、ちゃんと勉強できる学校を選ぶとなると、どこもそれなりに費用がかかりますよね。

 

でも、安くて質の高い語学学校もあります。その一つが国立パリ・ナンテール大学付属語学学校です。日本人留学生にはあまり知られておらず、これまでにパリで2つの語学学校に通った私も、この学校のことを知ったのはフランスに来て1年ほど経った後でした。人気がそこまで高くないのはおそらく、入学するためにちょっと面倒な手続きが必要だからです。

 

では、パリ・ナンテール大学付属語学学校に入るにはどうすればいいのか。この9月から始まる新年度に向けて、実際に応募し合格通知をもらった経験をもとに、そのプロセスをお伝えします。

パリ・ナンテール大学とは

パリ・ナンテール大学というのは通称で、正式名称はパリ第10大学。12世紀ごろに設立されたパリ大学が前身です。パリ大学はその後、13の大学に分割され、現在も第1~第13までのパリ大学が存在しています。日本でも名高いソルボンヌというのは、このうち第1、第3、第4の3つのパリ大学のことを指します。

 

パリという名前が付いていますが、実はパリ・ナンテール大学があるのはパリ郊外。語学学校も同じ場所にあります。郊外といっても、パリ市内から電車で20分もあれば着くので、場所はそれほど問題にならないのではないでしょうか。

 

ヨーロッパの中でも最大規模というキャンパスは本当に広く、初めは迷うこと必至。目指す校舎にたどり着くまでにかなり時間がかかると思います。でも、やはり古い歴史を持つだけあって雰囲気はよく、ずいぶん前に大学を卒業した私も学生気分を味わうことができました。

フランス パリ

入学には受験が必要

パリ・ナンテール大学付属語学学校の2018‐2019年度(週20時間×約6カ月)の学費は625ユーロ(約8万円+税金と登録費)。これでも他の語学学校と比べると圧倒的に安いですが、数年前は300ユーロ以下だったそうです。

 

ただこの学校は、学費さえ払えば誰でも入れるわけではありません。具体的には、書類を提出することとテストを受けることが必要です。つまり、審査に通らず不合格になる可能性もあるのです。日本の留学業者があまり積極的にこの学校を紹介していないのは、これが理由なのかもしれませんね。

 

自分で応募する場合、書類やテストについての説明を読まなければいけないため、ある程度のフランス語力が求められます。フランス語にあまり自信のない人は、この学校を斡旋している留学業者にお願いしてみるのも一つの方法です。

 

なお、パリ・ナンテール大学付属語学学校はまったくの初心者は受け付けていません。A2レベル以上のフランス語力がある人のみ対象です。一からフランス語を習う人は、初めは他の学校に通い、少し上達してから選択肢として考えてみるのもありです。

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応募プロセス

受付日程と必要書類を確認

応募に必要な情報は、パリ・ナンテール大学のホームページで探すことができます。9月が新年度の始まりとなるフランスでは、各学校とも夏休み前の4~6月ごろが出願期間。今年のパリ・ナンテール大学の応募受付期間は、4月中旬~5月上旬にかけての3週間ほどでした。

 

この日程はあらかじめホームページに出るので、早めに確認しておくことをおすすめします。あまり早い時期だと内容が去年のままだったりしますが、2月ごろから気にしておくと、ある日突然更新されているはずです。ホームページには情報が盛りだくさんで、どのページに自分の求める情報があるのかを見つけるだけでも大変なため、前もって探しておくようにしましょう。

 

更新されたページには必要となる書類が書かれているので、一つひとつ正確に把握して準備していきます。ちなみに、今年必要だった書類は以下の通りです。

 

  1. パスポートのコピー
  2. 履歴書(フランス語)
  3. 志望動機書(フランス語)
  4. 大学卒業証明書(フランス語に法廷翻訳したもの)
  5. フランス語のレベルを公的に証明するもの

5についてはパリでTCFというテストを受け、その結果を提出しました。このように、準備に時間がかかるものもあるので、早めに確認しておくことが肝心です。

書類を提出する

書類が無事にそろったら、受付期間内に提出します。郵便で送ったり、大学まで行ったりする必要はなく、ネット上に自分専用のページを作りすべてそこにアップします。レベルは自分で選んで出願するシステムなので、間違えないように注意しましょう。

 

書類提出後、問題がなければメールで筆記試験の案内が届きます。ここで書類に不備があると再提出を求められますが、受付期間が終わっていればその時点で不合格になる可能性もあるので、早めに提出することが望ましいです。

筆記試験を受ける

指定された日時に大学へ行き、レベルに応じたテストを受けます。前述したようにキャンパスが広く迷うので、早めに到着しておきたいところです。

 

私は5月の終わりに朝9時から行われたこの筆記試験を受けに行きました。受験者がとても多く、会場は大学ならではの大階段教室でした。テスト自体は1時間ほどで、読解と作文のみ。この日はこれで終了です。

口頭試験を受ける

筆記試験の数日後、今度は口頭試験の案内がこれもメールで届きます。このテストのために約1週間後、再び大学へ向かいました。

 

行われたのは試験というより意思確認で、実際の時間割の説明と簡単な質疑応答のみ。特に自己紹介文を覚えたりしていく必要はないかもしれません。翌日にはメールで合格通知をもらいました。

学費を払う

ここまで来れば、あとは案内に従って手続きを終わらせるだけです。初めてパリ・ナンテール大学の生徒になる場合は直接大学へ行って入学手続きをしなければいけないようで、7月にその手続き期間がありました。具体的には、学費を払って身分証明書などの書類を提出します。

 

私は事情があってその期間には手続きしなかったのですが、事前に確認すると9月の授業開始直前まで待ってもらえるとのことだったので、あらためて行くつもりです。

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ダメ元で受けてみよう

私がパリ・ナンテール大学付属語学学校を受けたのは、もちろん学費が安いからでした。他の語学学校とは比べものにならないぐらいの額なので、とにかく安く抑えたいなら応募してみる価値はあります。まだ実際に授業を受けたわけではありませんが、国立大学付属だけにおそらく質もよく、面倒な手続きを経て入学してくる生徒も真面目なはず。きちんと勉強できる環境は整っていると思います。

 

手続きはややこしそうに思えますが、やってみると意外とあっさりしていました。テストを受けたりしなければいけないことを考えると、現地在住の方が有利だということはあると思いますが、志願者全員がフランス在住ということは考えにくく、日本から応募することもやってできないことはないはずです。

 

長期でじっくりフランス語を勉強したい人、いずれはフランスの大学に入りたいと思っている人は、ぜひ選択肢の一つとして考えてみてください。

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この記事の著者

旅スルモノカキ(フランス留学中)

旅スルモノカキ(フランス留学中)

パリでフランス語を学習中の元社会人。日本で約15年働いていました。
フランス映画に魅せられてここまで来たため、勉強よりも映画館通いがメインの毎日です。

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