ドイツ ギーセン大学 (Justus-Liebig-Universität Gießen)のサマーコースって?

私は大学時代の夏にギーセン大学のサマーコースに参加しました。大学のあるギーセンにはフランクフルトから電車で約40分で行くことができます。ここではギーセン大学やギーセン、サマーコースについてお話したいと思います。

ドイツ ギーセン大学でサマーコース体験

ギーセン大学とは?

ギーセン大学はドイツ語圏で400年以上の歴史を持つ大学です。そして25000人以上の学生数が在籍しています。

大学名はギーセン大学で教えていたユストゥス・フォン・リービッヒ(Justus Freiherr von Liebig)にちなんで付けられました。

また専門分野は幅広く、著名な教授としてX線の発見者のヴィルヘルム・コンラート・レントゲン(Wilhelm Conrad Röntgen)など、また主な出身者はヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)の父親などが挙げられます。

ギーセンとは?

・数学博物館(Mathematikum)

世界初そしてドイツで唯一の数学博物館がギーセンにあります。2002年に設立されて以降、ドイツ国内外から年間に15万人程ものの来館者が訪れます。館内に展示物は200点程あります。

ドイツ ギーセンにある数学博物館

・リービッヒ博物館(Liebig Museum)

ギーセン大学の名前にもなった科学者ユストゥス・フォン・リービッヒが実際に使用した研究室がそのまま博物館になっています。

ドイツ ギーセンにあるリービッヒ博物館

・レントゲンのお墓

ヴィルヘルム・コンラート・レントゲンは1895年にX線を発見したドイツの物理学者です。ギーセン大学で教鞭をとったレントゲンの記念碑は1609年に造られたドイツで最も歴史のある植物園の中にあります。約3haの園内には7500種程の植物があります。

ドイツ ギーセンにあるレントゲンのお墓

大学主催のサマーコースとは?

ドイツの大学では夏季休業期間を用い、ドイツ語を学びたい方のためのドイツ語コースを開講しています。ギーセン大学のサマーコースは毎年9月に行われ、期間は4週間(約95時間)です。

コースは細かくレベル別に分かれていて、初日のクラス分けテストの結果によって自分の配属コースが決定します。ドイツ語の語学レベルとしてはA1からC2の6段階がありますが、サマーコースではA1からC1までの5段階のコース開講が一般的です。ドイツ語の文法や作文能力、コミュニケーションなどを学ぶことができる他、フランクフルトやハイデルベルク等へのツアーも行われ、ドイツについて学ぶ機会も豊富です。

コースの最後には単位(ECTS点)とともに修了書が授与されます。サマーコース期間中には学生証が発行され、学食や図書館、学生寮などの施設も利用可能です。

学食は大学生でなくても利用ができる大学も多いですが、大学生だと一般の方より安い価格で食べ物を買うことができます。

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