専門知識はフランスで学べ!グランゼコール留学がおすすめのワケ

フランス グランゼコール留学 フランスに留学中のMIAです。 HEC経営大学院というビジネススクールで1学期間、企業経営やファイナンスの授業を受けています。 フランスといえば、ファッションやカルチャーのイメージが強く、"ビジネス留学”にはどちらかといえばアメリカの方が人気かもしれません。 しかし、実はフランスは世界でもトップレベルの専門学校がたくさんあり、専門知識を磨くのに最適な環境なんです。ビジネスに限らず、エンジニアや政治など、分野を絞って重点的に学びたい方におすすめなのがグランゼコールと呼ばれるエリート学校。 今回はその"Grandes écoles(グランゼコール) "=Great schoolについて紹介します。

そもそもグランゼコールって何?

フランスにも日本と同じような大学がありますが、グランゼコールはそのような大学とは一線を画す高度な教育機関です。 フランスの大学はバカロレアという高校終了のための比較的易しい資格を取得すれば入れるものでリベラルアーツ(一般教養)を中心としています。 一方で、グランゼコールは専門知識・技術に重点を置き、社会の中核となる人材を育てることを目的としたエリート校。ビジネスやエンジニア、政治、芸術など専門ごとに分かれています。当然レベルも倍率も高く、通常、フランスの学生がグランゼコールに入るには2年間の準備学校に通い、みっちり勉強しなければなりません。 この準備学校自体に入るのにもバカロレアで高得点を取る必要があり、そこからさらにグランゼコールの入試を突破できるのは一握り。合格率数パーセントとも言われる狭き門なのです。 人数は学校により異なりますが、一学年300名程度で少数精鋭。企業幹部や政治家にもグランゼコール出身者は多く、例えばオランド元大統領はHEC経営大学院とパリ政治学院(シアンスポ)の二つを修了しています。 ※参考「リベラルアーツってなに? Art and Scienceの学びとは」 フランス グランゼコール

グランゼコールで学ぶメリット

1. 学生、授業の質の高さ

エリート校だけあって生徒も教授の質も高く、授業が充実しています。 例えば私が履修しているSTRATEGYという授業の教授はマッキンゼーで20年のキャリアを積んだコンサルティングの大ベテラン。教授の実体験も交えながらの講義は大変面白く、実践的な企業経営が学べます。 学生の人数が少ないため、授業も基本的に少人数。質問や議論がしやすいアットホームな雰囲気ですが、求められるレベルは高いです。多くの授業がファイナンスやマーケティングなど実学に即しているため、将来役立つ知識が身についているという実感があります。

2. 企業にも一目置かれるブランド力

フランスのみでなく世界的にも知名度の高いグランゼコール。グランゼコールで学んだ=レベルの高い授業を受け専門知識を身につけた、とみなされます。そのブランド力は外資系企業などにも認められるほど。 実際、HECでは現地学生の多くが戦略コンサルや投資銀行などに就職しています。学期中にもコンサルやファイナンス企業のキャリアフォーラムが開かれていて、名だたる企業の説明が聞けたりします。 フランス グランゼコール

グランゼコールに留学する際の注意点

1. 良くも悪くも”専門学校”であることに注意!

グランゼコールへの留学は特定の分野の専門性を高めたい、という方に特におすすめ。基本的に、特定分野の授業に限られているため幅広く教養を身に付けたい、という方にはおすすめしません。また、ある程度の基礎知識が前提とされている授業が多いことにも注意。学部生であれば、大学である程度学んだ3年生以降での留学がおすすめです。

2. 留学生が取れる授業をチェック

グランゼコールの留学には、入学や交換留学、MBA留学など様々な方法がありますが、その形式によって取れる授業が限られていることもしばしば。また、フランス語でしか開かれない授業もあります。お目当ての授業が取れるかどうか、条件をしっかり確認しましょう。 フランス グランゼコール フランスのトップスクール、グランゼコールについて少しは理解していただけたでしょうか? 分野を絞った留学を考えている方、ぜひ候補の一つに入れてみてください! 留学エージェントに資料請求

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