ヨルダン滞在を充実させるために知っておきたい交通事情

ヨルダンに留学中ですが、滞在に欠かせないのは交通手段に関する知識です。アンマンは広い街なので徒歩で移動するには限界があります。ヨルダンの主要な交通手段であるバスとタクシーのそれぞれ有効な使い時はいつか、また利用する際の注意事項は何か、ご紹介していきます。

乗り合いバス

最も安い交通手段が乗り合いバスです。白いボディの小型バスと、白が基調で青のラインが入った大型バスがあります。どちらも同じ乗り合いバスです。行先は車体に書いてありますが、高速で走り去っていくバスに書かれているアラビア語を読むのは至難の業。 ヨルダンバス バスにはだいたい運転手と、添乗員がいるのですが、この添乗員がバスのドアから身を乗り出して叫んでいる最終目的地を聞き取り、自分が行きたい先と方向が同じだったら手を挙げてバスを止めます。 最大の特徴はバス停と呼べるようなものは存在しないということです。日本のようにしっかりどこで止まるか、という路線が決められていません。大きなショッピングモールの前や病院の前、大学の門の周辺、サークルの周辺では乗降する客が多いため、ほとんど止まりますが、最初にバスに乗るときに添乗員か運転手に行きたい場所を伝えておく必要があります。 運賃を回収するタイミングは添乗員や運転手によってまちまちですが、席まで回収に来る添乗員にはその場で「アッデーシュ?(いくら?)」と聞き、提示された金額を払います。初乗り運賃は大体35キルシュです。コインでの支払いが普通ですので紙幣を渡すと非常に嫌がられます。バスに乗る前に事前に硬貨を用意しておくとよいでしょう。 運賃をわざわざ回収に来ない添乗員もいますが、その場合は降り際にこのくらいだろうと思われる運賃を手渡せば問題ありません。  

タクシー

タクシーは白と黄色の車体のものと、真っ白な車体のもの、シルバーの車体のものなど様々な色のタクシーが走っています。 ヨルダンのタクシー 大体TAXIと書かれた黄色いランプを車の上に乗っけているのでそれを見て判断しましょう。 タクシーランプ たまに普通の一般車でタクシーを買って出てくれる人もいるのですが(カリームタクシーと呼びます)大体ぼったくられてしまうので、丁寧にお断りした方が無難です。 タクシーを止めたら、まずドライバーに行先を告げます。女性は助手席に座るのは避けましょう。男性ならば一般的に助手席に座ります。 乗車してすぐにタクシーメーターの有無を確認します。人によってメーターを置いている場所がまちまちで、中には足元に隠している運転手もいます。タクシーメーターが動いていなければ「シャッギル アッダード(メーターを動かして)」と運転手に伝えましょう。 タクシーメーター ヨルダンでは運転手によってまちまちですが、タクシーも乗り合い方式をとることがあります。大体行きたい方向が同じであれば問題ないと判断されて違う乗客が乗ってきます。 少し遠回りになってしまうこともあるのですが、乗車拒否は一般的ではありませんので仲良く同乗しましょう。 運賃の相場は大体20分ほどの距離で2~3JDです。ヨルダンに着いたばかりの留学生が160JDを払ってしまったという逸話も残っていますが、タクシーメーターは落ち着いて読みましょう。支払いはバスと同じく小さな額の紙幣で支払いましょう。50JD紙幣を渡しても大体おつりがないからと受け取ってもらえません。 アンマンには電車が存在しませんので基本的に移動はバスかタクシー、マイカーを利用することになります。坂が多いためか、バイクや自転車もほとんど見かけません。乗車様式になれるまでは何かと不便な感じもするのですが、運転手や添乗員とのやり取りも楽しみながら乗車すると良いと思います。 ヨルダンに限らず、海外でタクシーに乗る場合は、
  • 硬貨や小額の紙幣を用意しておく
  • ぼったくられないように値段感は知っておく
は、基本ですね。 留学先ではまず交通手段を把握して、楽しい留学生活を!  
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