イギリス寮生活のススメ!前編

イギリス留学の寮生活 留学中どこに住むか。ホームステイ、一人暮らし、大学寮、色々とあります。今回は、マンチェスター大学の寮で暮らしていた私の経験をもとに、イギリスの大学寮事情について紹介します。  

はじめに

イギリスの寮と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 談話室? 大食堂? 監督生の先輩? これらは私が当初抱いていたイメージで、どれもハリーポッターの影響を受けたものです(笑)恥ずかしながら、私のイギリス留学の原点はハリーポッターの世界への憧れでした。 実際に留学してみると、さすがに映画ほどのスケール感はありませんが、共用スペースや食堂などベースとなる機能はしっかり存在します。他にもフォーマルディナーやBallと呼ばれるフォーマルパーティーなど、随所に「イギリスらしさ」を感じさせる仕掛けがあり、寮の生活に彩りを添えています。  

新入生がたくさん!

イギリスでは、新入生の多くが入学を機に親元を離れ、その大部分は大学寮に住みます。そして2年生以降は、寮で仲良くなった人や同じ学科の友人たちと一緒にフラットシェアやシェアハウスをする傾向があります。その方が寮に住むよりも気楽で、安いらしいです。 寮に住む学生の大半は一年生で、住み慣れたベテラン上級生や留学生がちらほら混ざるという感じです。学部3~4年で留学に行くと、「この間まで17歳だった」と大人びた顔で語る現地学生に衝撃を受けます。。。 イギリスの寮は、基本的に学生による自治を重視します。ベテラン上級生は寮の運営だけではなく、新入生が授業についていけるようにエッセイの書き方や論文検索方法など、幅広くサポートしてくれます!  

寮の構造

寮には一般的に、フラットと呼ばれるフロアごとの区画があります。同じフラット内に住む学生とキッチンや風呂、トイレを共有するつくりになっています。なのでフラット内に何人住んでいるか、共用設備がいくつあるのかによって住み心地がだいぶ違います。 フラットの人数は寮の規模によって異なってくるのですが、友人たちの話を聞く限り、多くても10人程度だと思います。私が住んでいた女子寮では、フラット内に5人が住み、風呂1つ・トイレ1つ・狭いキッチンをシェアしていました。少人数でのシェアなので、すごく気が楽でした~。 しかし同じ寮でも、友人の建物は同じフロアに10人が住み、風呂2つ・トイレ3つ・広めのキッチンをシェアして少し大変そうでした。 新入生や留学生は、自分で部屋を選ぶことはできないので、こればかりは運としか言いようがないです(-_-;)  

寮の友達

同じフラットに住む人を、ルームメイトならぬ「フラットメイト」と呼びます。 フラットメイトは、キッチンなどで顔を合わせる機会が多いので、英会話のいい練習相手になります。「この人とは絶対うまくやれない…」と最初は思っても、顔を合わせるうちにだんだんと平気になってくるので不思議なものです。逆のパターンもありえますが、寮生活を快適に過ごすためにもフラットメイトとは最低限の挨拶はする仲になっておきましょう。 寮の友達 もしフラットメイトと不仲になっても、食事付きの寮であれば、一緒にご飯を食べる友達ができるので孤立感はないです。むしろ私はフラットメイト以外の友人と一緒にいることが多く、自分のフラットにあまりいない方でした。自炊の寮に住む場合は少々つらいかもしれませんが、ジムやビリヤード場などの共用スペースで他のフラットの人と交流する機会はあるので、そういうところに出入りしてみるといいと思います。 所属が定まっていない留学生という立場からすると、授業などで知り合う友人と比べて、寮の友人は日常的に接点があり、多くの時間を共有できる大切な存在です。大学のホームページだけではなく、現地学生の口コミサイトや先輩の経験談を聞くなどして、自分に合う雰囲気の寮を探しましょう!  

共用部

イギリスの寮の特徴といってもいいのが、共用部の多さです!日常的に寮生同士がコミュニケーションをとれる環境が整っていて、私はよく夕食後の食堂に残って、友達と話し続けたり勉強したりしていました。 主な共用部は、
  • コモンスペース(TVや卓球台などがある)
  • 図書館
  • チャペル
  • 食堂
  • ジム(有料)
があります。 共用部は、基本的にどこでもWi-Fiがつながるので、試験前はコモンスペースも図書館もチャペルも食堂も自習室と化していました~。 また後ほど記事にしたいと思いますが、

イギリスの大学に通う学生は、本っっ当によく勉強します。

「みんな真面目か!」とツッコミを入れたくなるほど、本当に日頃からよく勉強しています。 その姿勢は感心の対象でしたが、すでに日本で2年間のぬるま湯生活を送った私には、なかなかマネできないものでした…(笑)  

騒音問題

残念ながら、寮の壁はかなり薄い方だと思います(;_;) 音量にもよりますが、隣の部屋から電話口の声がうっすら聞こえてくるレベルです。隣人が音楽をガンガン流すタイプや友達を頻繁に連れてくる人だったら、少しバトルがあるかもしれません(笑) 実際、私のフラットメイトはよく友達を連れてきては廊下で立ち話をしていたので、しばしば「静かにして~」と注意しに行きました。 これは日本でもそうですが、夜中に自分の部屋でダンスしたり運動したりする人がいると、すぐに下の人から苦情が来ます。私の寮は、なぜか夜中にエクササイズしてしまう人が多く、寮生のFacebookグループページに何度も苦情が書き込まれていました(*_*) Facebookに書かれると他の寮生にも知られてしまうので、音を立てた当人は恥ずかしいですよね。直接言うのとSNSで注意するのと、どっちがいいかと考えたものです。  

おわりに

いかがでしたか? 私にとっては人生初の長期の寮生活だったので、共同生活が苦痛というよりは、むしろ新鮮で楽しみながら暮らしていました(*^^*) 気になる寮のイベントやキッチン・ランドリー事情は後編で!「イギリス寮生活のススメ!後編」 乞うご期待!

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