キャッシュパスポートって?メリットは?デメリットは?

【キャッシュパスポート公式HP】ー海外への留学・旅行に安心・便利 留学に行く際、皆さんはお金をどうやって持って行こうと思っていますか? クレジットカードでしょうか?それともトラベラーズチェックでしょうか? 実は、僕は留学でクレジットカードもトラベラーズチェックも持って行きませんでした。では現金だけで行ったのかというと、そうでもありません。僕が持って行ったのはアクセスプリペイドジャパン㈱という会社が発行している、“キャッシュパスポート”と呼ばれるもの。 このカードは、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドルの7つの通貨を1枚で持つことができるカードです。 この“キャッシュパスポート”は少しクレジットカードに似ているのですが、クレジットカードにはないメリットとデメリットがいくつかあります。今回は、そのメリットとデメリットについて紹介したいと思います。

 メリット

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①審査が不要

キャッシュパスポートは審査不要で発行することが出来ます。クレジットカードを発行する際には審査があり、やや手間がかかりますが、キャッシュパスポートは審査不要で年齢制限もないので、学生でも簡単に作ることができます。申し込み方法は、ネットか郵送(カードは1週間程度で発行される)。申し込みの際には、本人確認書類として“パスポート”、“免許証”、“保険証”、“在留カード”の4つのうちの1つが必要になります。

②銀行口座の開設が不要

専用口座への入金となるので、銀行口座の開設が不要です(ATMやネットバンキングからの入金が可能)。入金は家族の方でも可能なので(家族が入金する場合は入金委任状の登録が必要)、留学中に残高がなくなりかけても、家族の方に入れてもらうことができます。ちなみに常時入金限度額は100万円、年間の入金限度額は500万円です。 このカードでは、日本で入金して(入金手数料1%がかかります)、MasterCard®対応ATMから海外通貨で引き出すことができます(手数料200円+使用したATMの手数料がかかります)。また、MasterCard®加盟店でのカード決済も可能なので、現金を持たなくても買い物ができます。 ※日本国内ではチャージのみ可能で、ATMからの引き出しや、カード決済はできません。

③入金時のレートで固定される

通常、クレジットカードはカード利用時のレートで決済されますが、キャッシュパスポートは入金時のレートで固定されるので、自分で為替レートを選択することができます(為替レートの適用は、カード会社が確認した日になります)。

④スペアカードがある

オリジナルカードの他にスペアカードもついてくるので、万が一カードを紛失した際も、再発行を待たずに利用できます。紛失した際は、アシスタンスサービス(24時間対応)に頼んで、オリジナルカードを停止してもらいます。キャッシュパスポート利用時には、「PINコード」と呼ばれる暗証番号を入力します。この「PINコード」はカードを受け取る際に、一緒についてきますので確認しましょう(オリジナルカードとスペアカードでは「PINコード」が異なるので注意)

デメリット 

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①管理費がかかる

キャッシュパスポートは、最後に利用した日から12ヶ月間利用がない場合は13ヶ月目から毎月150円の管理費が取られます(カード残高から引き落とされます)。もし、留学が終わって1年~2年使う予定がない場合は、退会したほうが経済的です。ちなみに退会時には500円(+税金+振込手数料)が“残高精算の手数料”としてかかります。そのため、カード残高が500円(+税金+振込手数料)以下の場合は“払い戻し”なしで精算終了となります。

②為替手数料が高い

キャッシュパスポートの為替レートは、MasterCard®の当日標準決済レートまたは政府指定のレートに4%乗じたレートが採用されています。これは、他の海外プリペイドカードやクレジットカードに比べるとやや高めです(クレジットカードの為替レートは1.63%が多い)。チャージする際に適用されるレートは、キャッシュパスポート公式ホームページ内の本日のレートに載っています。

③前払い

キャッシュパスポートはプリペイドカードなので、当然前払いでカードにチャージをしなければいけません。ある意味、使いすぎを防ぐというメリットもあるのですが、カードで払いたい時にカードの残高分しか使うことができないのは、やや不便です。

おわりに

クレジットカードは、学生だと利用額に限度があったり、失くしたり盗まれたりした時の被害額が大きくなる可能性が高いです。その点、キャッシュパスポートは日本円にして85万円まで、カードでの支払いに利用できます(ATMでの引出しは最大15万円まで)。また、盗まれた上に使われたという最悪の場合でも、被害は残高分だけで済みますし、すぐにスペアカードへ切り換えての使用が可能です。とはいえ管理費や為替手数料が高いことを考えると、クレジットカードよりキャッシュパスポートの方が良いとは一概には言えません。自分の用途に合わせて、どちらが適しているか留学前に考えておくことが大事です。 <参考HP> なおクレジットカードについては、僕が書いた記事ではないですが、下の記事も参考にしてみてください。 【必見!】留学には必須のクレジットカード処世術 【え!払えない!?を防ぐ】クレジットカードとの賢い付き合い方  
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