語学留学の授業はこんな感じ。実際に語学学校に潜入してみた。

語学留学 留学で、語学学校に通おうと決めたら、次に気になるのが授業の内容。 どんなことやるの?どれくらい難しいの? 学校のパンフレットを見ても、抽象的なことばかり書いてあって、実際の授業の内容はイマイチぴんとこない。 学校によって違いはありますし、コースや国によっても違いはありますが、一例としてわたしが受けているイギリス・ケンブリッジでの語学学校の授業をレポートします!

そもそもどんな仕組みで語学学校の授業が行われているの?

わたしのいる学校では、授業は一コマ80分。8:45から一限目が始まります。授業の間の休み時間は10分ずつ。お昼は13:05〜13:55。遅い時は18:15まで授業があります。 時間割は、在籍しているコースや、選んだクラスによって違うので、一人一人違う時間割が組まれます。毎日朝から夜まで授業があるわけではなく、日によっては2コマしかなかったり、11:45から授業が始まったりします。大学みたいな感じですね! 授業の種類は、基本の英語のクラス(コースによってコマ数が違う)プラス選択授業という形です。基本のクラスはレベル別になっていて、同じ先生・同じクラスメイトで進んでいくので、みんな仲良くなりますよ!人によって通う期間が違うので、人数は常に増減しますが、だいたい10〜15人のことが多いです。選択授業は、スピーキング・文法・芸術・ビジネスなどなど、たくさん用意されていて、その中から自分が好きなものを選びます。(選べる数はコースによって決まります。)ちなみにわたしは、スピーキング&リスニングのクラスと、ボキャブラリー&文法のクラスを選択しています。 次は、実際の授業の中身についてレポートしていきます!

まずは内容理解からスタート!

私の学校では、授業は一コマ80分。授業の初めには、リスニングかリーディングが行われます。 リスニングの場合は、3分程度の放送を聞きます。一回聞いたところで、先生からの質問に答えます。この時点では、「サムは新しい企画のことをどう思っているか?」→賛成/反対など簡単な質問です。 次に、テキストに載っている8〜10問の質問文を読んだ上でもう一度放送を聞きます。自分で答えを書いた後、ペアで答え合わせ。その後みんなで答え合わせをします。 リーディングの場合には、放送ではなく、1000語程度の文章で同じことを行います。 語学学習 どちらの場合でも、ペアになって答え合わせをしますが、この時にわからなかったところや知らない単語などを聞けるので安心です。二人ともわからない単語があっても、先生がみんなの間を回っているので聞くことができます。 ペアは隣の人と組みますが、同じ母語の生徒同士にならないように先生が調整します。 クラスみんなで答え合わせをするときは、基本的には先生が当てていきます。ただ選択肢を答えるだけでなく、先生は必ず「なぜaを選んだの?」と聞いてくるので、「サムがこう言っていたから」など説明する能力がつきます。ちなみに、当てられた人がわからなかったり、自分と違う答えだったりすると、みんな構わず話しだします。内容によっては、そのまま議論になってしまうことも。笑 問題の答え合わせが終わったら、そのトピックに関連した議題で、ペア→クラスの順で議論を行います。議論と言っても難しいものではないので安心してください。例えばライフスタイルがテーマだったら、「もし今と違うライフスタイルを選べるとしたらどうするか」など自分のことについて話すような感じです。クラスみんなの意見も聞けるので、国による違いなどもよくわかります! ここまでで、30分くらい。

ボキャブラリーや文法も英語で説明!

次は、ボキャブラリーの時間。トピックに関連する語彙を学んでいきます。単語の時も、イディオムの時もあります。 まず、先生がホワイトボードに新出の単語を書いていきます。続いて、それらを見ながら、「これはどういう意味?」とクラスに質問。わかる人が、単語の意味を説明します。ニュアンスがちょっと違ったりすると、先生は「う〜ん、近いけどそれよりもこういう意味の方が強いよ」などと直してくれます。もちろん、誰も意味を知らない時もあります。そういう時は先生が例文を幾つか出したりして、当てていきます。 この方式でわたしがいいなと思ったのは、単語の意味を英語で説明されること。ただ単語帳を使ったりして覚えていくよりも、格段に語彙が増えます。新しい単語だけでなく、説明するための表現もどんどん知ることができるからです。 ちなみにわたしは、日本にいるときもっぱら単語帳を使って暗記していたので、知っている単語が出てきても英語で説明することができません。日本語の訳は出てくるのに!この方式で覚えていくと、自分の中の単語の知識がどんどん繋がっていきます。 このボキャブラリーに15〜20分くらい。 語学学校の授業 次に文法。文法は、週によってテーマになる単元が決まっていて、「今週は話法」「次は仮定法」などと勉強していきます。内容はもちろん、日本の学校の授業や塾で教わるのと同じ英文法です。 わたしの体感ですが、日本人は文法が得意な人が多い気がします。わたしよりペラペラ話せるフランス人の子も、文法はからきしダメだったりします。勉強方法の違いなのかもしれませんね。 授業では、先生からひとしきり文法事項の説明がされた後、その構文を使って例文を作ります。例えば、「If+過去完了〜」の文を作ろう、といった具合ですね。 文法に30分くらいかかります。 ちなみに、日本人は文法ができるからといって、安心していると危険です。わたしは最初の授業の際、文法用語を英語で何というのか全く分からず、ついていけませんでした。後で調べてみたら「過去完了」「単数・複数形」「助動詞」など知っている事項ばかりでした…。基本の文法用語は事前に調べておくことをオススメします。笑 というわけで、押さえておきたい文法用語7つを紹介!
  • Noun 「名詞」
  • Verb 「動詞」
  • Adjective 「形容詞」
  • Past simple 「過去形」
  • Present Perfect 「現在完了形」
  • Past Participle 「過去分詞」
  • Clause 「節」
他にもたくさんありますが、とりあえずこれだけ知っておけば、最低限の事はわかるはず!

発信力も身につけよう

授業では毎週一つのトピックを扱いますが、トピックの終わり、毎週金曜日には何かしら発信する形の課題があります。 例えば、「コミュニケーションについてプレゼンをする」という課題。一人5分程度で、コミュニケーションについてなら何でもいい、という課題でした。パワーポイントを使う人もいれば、イラストを準備してくる人もいました。みんな一週間かけて準備してきて、発表。発表の後には、質問タイム。日本だったらシーンとしちゃいそうな場面ですが、毎回誰かが質問をします。 他の週には、「肉を食べる量は制限されるべきである」というお題でディベート。みんなお肉大好きだけど、二つに分かれてディベートしました。笑 20分くらいかけてそれぞれ討論のための調べ物をします。チームごとに10分ほど情報のすり合わせと作戦会議を行った後に、ディベート開始。 語学学校 こういった授業の中で、自分から声を出したり、自分の意見をまとめたりする力がついていきます。また、みんなが話している中で文法の間違いや、適当な単語があった場合は、先生が授業の最後にまとめて訂正してくれるので、ただ友達とおしゃべりするよりも英語力そのものも上がっていきますね!

授業で扱うトピックは様々!

最後に、授業で扱うトピックについて少し触れたいと思います。毎週違うトピックを扱うと書きましたが、扱うものは本当に様々です。「コミュニケーション」「ライフスタイル」「何かに秀でること」「SNS」「テクノロジー」などなど…。 また、基本の授業にプラスして選べる授業では、さらにいろいろな分野を扱います。ビジネスのクラスではITやプレゼンについて学んだり、ボキャブラリーのクラスでは歴史をテーマにしたり、旅行をテーマに学んだりしています。 苦手な分野の時は(わたしの場合はテクノロジー)ちょっぴり大変だったりもしますが、様々な分野の教材を扱うことで、幅広い語彙や知識が身につくと思います。 以上、あくまで一例ではありますが、わたしが受けている授業をレポートしました。みなさんが学校を選ぶ手助けになれば幸いです! 語学学校 留学エージェントに資料請求

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